めばるin関門 関門海峡でのメバリング エギング 山口県下関市周辺でのメバル釣行記
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2005年 8月27日  21:00〜25:30
■ エイッ! ■

子供達との釣行もタイムリミットまで残り少なくなって来た頃
携帯電話の着信音が鳴り出す。
携帯電話を手にしてみるとTEPOさんからだった。

もしかして…

TEPOさんからの第一声は

『あ〜もすもす。本日は何時頃にお迎え行きやしょうか〜?』

ブハッ!
やっぱし。
予想は的中した。

「えと、それじゃぁ今日は19時半位にお願いしま〜す。」

この返事、TEPOさんの予想も的中したのか?

ジャンキーな二人の短い会話は終わり
釣れそうも無いワームでのキスどころではなくなった。
一気にナイトティヌに向けて撤収モードである。

「おぉ〜い、ぼちぼち帰るぞぉ〜っ!」

18時に納竿して途中ケンタッキーに寄り晩飯確保。
待合わせの19時半前に何とか準備を済ませ
家の外へ出たところへTEPOさんのクルマが到着。
ドンピシャ!であった。
後部座席には久し振りに会うはねまんさんの笑顔が。

出発〜!

そして向かったのはmocci邸。
今夜もTEPOさんの車にお世話になって4人で出撃。
昨夜とは順さんとはねまんさんが入替ったメンバーだ。

はねまんさんは今朝夜明け前からここへ友達と来て
その友達が初挑戦で42cmのティヌを釣ったと言う。
なんか今夜も期待出来るかも〜





ポイントに入りまずは昨夜バイトの多かった場所からスタート。
ワクワクしながらキャスト。
しかし期待したバイトは…無い…

すると少し離れた右横でキャストしていたはねまんさんにヒット!
しかし残念ながらあと一歩というところでバラしてしまう。
すると今度は左横で釣っていたTEPOさんにヒット!
今度は無事抜き上げに成功してワイワイやっている所へ
後で今夜の主役となる座敷童子さんが到着。

左右でヒットしているのに未だにノーバイト。
そこでずーっと左奥へ移動してキャスト再開。
バイトが無いなぁ〜と適当にリールを回していると

???

ティップへティヌのバイトとは違う僅かな違和感が…

引っ張ってる?

近くにいたmocciさんに

「何か釣れたかも〜」

そう言った途端に途方も無いバトルが始まった。

ジィーーーーーーーーーーーー

いきなりかなりな勢いでドラグが鳴り響く。
心拍数は急上昇を始め目ん玉が飛び出た!

な、な、なんじゃこりゃぁ〜!

ジィーーーーーーーーーーーー

沖へ向けて一直線に走るその勢いはとても止まりそうにない。
大きく孤を描くロッドを両手で支えるのが精一杯だ。

ジィーーーーーーーーーーーー

「ヤベェ〜ッ!このままだとラインが無くなる〜」

ジィーーーーーーーーーーーー

大声を張り上げながら必死に耐える。
ドラグを締め込む余裕も無いほどの勢いだ。

ジィーーーーーーーーーーーー

「うそぉ〜マジかよぉ〜止まれ〜っ!」

ジィーーーーーーーーーーーー

このままラインが出尽くせばストップフィッシング。
勘弁してくれ〜っ!
そして僅かずつロッドを起こしながら抵抗してみる。

グッ!グッ!グイ!

すると一直線に沖へ向け出て行くラインが右にターンを始めた。
ようやく鳴り続けていたドラグの悲鳴も

ジィーーーーーーーッ!

ジジッ、ジジッ、ジジッ

と徐々に止んでいった。
おっしゃっ!
少しテンションが緩んだところでドラグを締め込み
ハンドルを回してラインの回収を試みる。

ギリッ、グリッ、ギリッ

かーっ重てぇ〜!(汗)

ギリッ、グリッ、ギリッ

その間ラインは右方向へ走り続けながらも
少しずつではあるがこちらへと寄って来た。

と思ったら…

ジィーーーーーーーーーーーー

締め込んだドラグからまたもやラインを引きずりだされる。

ジィーーーーーーーーーーーー

そして出て行くラインの先でとうとうヤツがその姿を現した。

ドバァーーーッ

バッシャーーーーーン!

結構な勢いで飛んだのはトビエイだった。
ヤツの正体は既に想像ではなく確信していた。
改めて驚く事は無かったが負けてなるものかと沸々と闘志が湧いて来た。

おっしゃぁ〜!

獲ったるでぇ〜!

でも本心はヤツを獲りたいのでは無く
メガバスのルアーを回収したい一心だった。

ギリッ、グリッ、ギリッ

ギリッ、グリッ、ギリッ

ヤツは少し疲れて来たのか徐々に寄り始めた。

ギリッ、グリッ、ギリッ

そして暗い海面が少し盛り上がり僅かに姿を見せたかと思ったら…

ジィーーーーーーーーーーーー

今度は下方向へと勢い良く潜行を始める。

うぅーーーーーーっ!

またしても両手で大きな旗を持っている応援団の様な姿勢が続く。

ジィーーーーーーーーーーーー

ジィーーーーーーーッ!

ジジッ、ジジッ、ジジッ

ギリッ、グリッ、ギリッ

ギリッ、グリッ、ギリッ

ジィーーーーーーーーーーーー

ラインを回収してはまた引き出され
寄せて来ては右へ左へと走られ潜られ

そして応援団立ちをさせられて…

もう何分経ったのだろう?

「誰か代わってぇ〜っ!」

大きく曲がったままのアキュラの限界は?
ロッドに似つかぬラインシステムを組んでしまったか?
もうメガバスはロストしてもいい。
アキュラが無事なうちに早く終わってくれ〜
と少し弱気になったりもしたが…

ヤツもかなり疲れてきてるようだ。

おっしゃぁ!

もう一踏ん張りやったるでぇ〜!

そこからはドラグを更に締め込んで
アキュラを労わりながらも信じて少し強引に寄せに入る。

おりゃぁーーーーーっ!

ギリギリギリギリギリッ!

グリグリグリグリグリッ!

「来た!来た!あそこっ!」

しかし何度も何度も体を反転させながらあと一歩近寄らない。

くっそぉーっ!

憎しみにも似た感情でさらにヤツに挑む。

おりゃおりゃぁ〜!

寄せてくる度に何度もタモを打ってくれるTEPOさん。

アキュラ頼むぞーっ!

ぐいぐいぐいーーーっ!

『入った!』

ふぅーーーっ・・・

しかしまたそこからが大変だった。

タモが…上がらない…

そしてTEPOさんのタモ枠がブレイク…

だがみんなが力を貸してくれてなんとかズリ上げる。

ほっ…

初めて目の当たりにするトビエイ。
少々キモイが
見方によってはなかなか可愛い表情も。











そして口元近くにガップリとフッキングした
メガバスを回収して見ると…

フロントフックの1本は折れ1本は延びきっている。
ファイトの途中でガクンッガクンッと大きな衝撃があったが
きっとそれは最初のガクンッは刺さっているフックが1本折れた時、
そしてその直後の2回目のガクンッはもう1本がフッキングした時、
その衝撃だったんじゃないかと思う。





しかし疲れたぁ〜(大汗)

この立ち位置は昨夜順さんが同じくトビエイをヒットさせた場所に近い。
もうここに立ってキャストするのは止めとこ。

連夜の釣行に僅かな睡眠時間
そして予想もしなかったファイト。
もうクタクタである。
疲労がピークに近い体を休めていると
向こうの方で違うファイトが始まった。

『エイ?エイ?』

『年無しチヌ?』

『タモ!タモ!』

大きな声が飛び交っている。

重い体を引き摺りながら近付くと大きな銀色の魚体が横たわっていた。

デカァ〜!

ボトムを攻めた座敷童子さんの快心の一撃だ。







その後はねまんさんがカワイイのを一匹。



mocciさんは30cmクラスをゲット!



しん吉はリリースサイズを1枚。




ティヌデビュー2日目の夜は昨夜の様にはいかなかった。
でも外道のエイとはいえ自己新?
ちょっと楽しめた。





しかしこのサイズのエイはもう懲り懲りだわ。
(*_*);




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