めばるin関門 関門海峡でのメバリング エギング 山口県下関市周辺でのメバル釣行記
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2005年10月 2日  16:00〜17:00

■ 顔面シャワー!? ■






朝から降り出した雨は昼を過ぎても降ったり止んだり。
出撃のタイミングが定まらない。
ぼちぼち行こうか?
もう少し待とうか?

そして時計は間もなく15時。
出撃のタイムリミットは近い。

おっしゃ取りあえず行って見るか。

いつもの様に長男と次男を連れて車を走らせる。
道行くアスファルトは既に乾いているのだが
北上するにつれて薄暗くなっていく空。
そしてポイント到着前にとうとう降り出した。

あちゃぁ〜(>_<)

ポイントに着いても車から降りる事無く雨が止むのを待つ。
しかし暫くは止みそうもない。
出撃は失敗だったかも…
今日はもう無理かなぁ〜?

さらに車を走らせて近くの漁港を覘いてみる。
雨の波止には釣り吉が数人竿を出している。
雨が降ってもやめないところを見ると釣れているのか?

何が釣れているんだろぉ〜?

そうこうしていると西の空が少し明るさを取り戻してきた。

そして雨は…

止んだ!

(^o^)V

おっしゃ!急いで今日も新規開拓ポイントへ車を走らせる。

(あそこにはきっと居る!)

以前キス釣りで次男と釣行した時に目をつけていたポイントだ。
そしてその予想はほぼ正解だった。
開始早々長男が足元で一杯目をゲット!








それから直ぐに遠投ボトムを探っていた親父が一杯目をゲット!





こりゃぁ爆釣か?





長男はテンポ良く追加している。
その様子にあちこち足場を変えながらキャストしていた次男。
その次男から緊張に満ちた声が。

『きたぁ〜っ!』

振り返ると安いバスロッドは大きく曲がり
逆噴射がギュインギュインと伝わっている。

「おぉーーーっ!」

「直ぐ行くからがんばれよ!」

アシストに向かうため急いで自分のエギを回収する。
長男にもアシストの要請をするがイカ〆の最中だった。
そして急いで駆け寄ると既に自力で抜き上げて
アオリイカをブランブランさせてニコニコしていた。





次男の足元の岩場には大量のスミ跡が散乱し
抜き上げるまでの水面での攻防がうかがえる。

「やったのぉ〜」

『うん♪』

『あそこに投げたらグイングインってきた!』

「おっしゃその調子でがんばれよ」

『うん♪』



(次男5才8ヶ月、生涯3杯目となるアオリイカ)


その後長男は順調に追加するのだが次男と親父は追加ゼロ。
二人ともエギを交換したりキャストポイントを変えてみるのだが…





暫くして長男の叫び声が耳に入ってきた。

『あぁーーーっ!』

ふっ、バラしたか?

気にせずキャストしているとタオルを取りにやって来た。
そして横で釣っていた次男の方へと帰っていく。
その次男の様子がおかしい?
釣りをするでもなくうつむいて固まっている様なのだ。
そして長男のタオルを持った手が次男へと伸びる。

「待った!」

状況が少し見えて来た。

「ちょっと待って!」

「直ぐ行く!」

そう長男に言うと次男に近付いた手が止まった。
そしてエギをキャストしたままのロッドを足元に置いてダッシュ!
それほどに急を要する場面だった。
そして二人に駆け寄ると案の定…

ガハハハハッ!

『もうええやろぉ〜』

とバツが悪そうに言う長男に

「いや、ちょっと写真撮る」

そう言って不謹慎な親父は笑いを堪えてシャッターを押す。

しかし…

ガハハハハッ!

次男が横に来ている事に気付かなかった長男が
釣り上げたアオリイカを横にかわしたところ
アオリイカは次男の顔を目掛けてブッシューッ!

見事に顔面にスミを浴びたのだった。





そして一時間も経たないうちにまた空模様が怪しくなってきた。
車までは少し歩くので降り出してからでは間に合わない。
まだ釣りする〜っと言う次男を言い聞かせて早目の納竿とした。





釣果とは比較にならない写真が撮れた親父は
次男には申し訳ないがとても楽しい気分で一杯だった。







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