めばるin関門 関門海峡でのメバリング エギング 山口県下関市周辺でのメバル釣行記
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めばるin関門 関門海峡でのメバリング エギング 山口県下関市周辺でのメバル釣行記

2005年10月15日  7:00〜11:00

■ エギ王決定戦in福岡 ■



今年もヤマシタの『エギ王決定戦in福岡』の日がやって来た。
昨年の第1回大会では長男が幸運にも2位入賞を果たした。
そして今回の第2回大会も親子での上位入賞を目論んだのだが…

この決戦に備えて今週は毎日のように自分で出来る範囲の事を済ませた。

○ロッドのフッ素コート
○リールの分解洗浄
○リールのオイルメンテナンス
○PEラインのコーティング
○ノーネームノットによるラインシステム
○エギのシンカーチューン
○エギのアワビシートチューン
○アオリイカバイブルVol.2の視聴(^o^)v


そして決戦を明日に控えた金曜日の夜。
更にタックルのチェックを何度も何度も繰り返す。
ジッパーを開けては収容物を確認して
もう一度収め直してジッパーを閉じる。
そして何分も経たないうちにまたまた
自然とジッパーに手が伸びるている(汗)

AM 0:30

早く就寝しようと思っていたがジッパーに手が(^^;
0時を過ぎてようやく床に入り瞼を閉じる。
脳裏には昨年の大会の様子が浮び上がっていた。

AM 2:50

殺気に満ちた瞳が暗闇の中で輝く。

ギラッ!

AM 2:30に目覚ましをセットしていたのだが…

ヤバッ!

焦りとともに布団を出て長男を起こす。

起きっー!

AM 3:10

とっとと着替えを済ませタックルを積込んでアクセルオン。
関門トンネルを抜けて決戦の地福岡へ足を踏み入れる。
九州自動車道〜国道3号〜福岡都市高速を乗り継ぎ
途中コンビニで朝食を仕入れたりしながら会場を目指す。

AM 5:10

少し早すぎる感もあったが会場へと車を進める。
大会関係者の方に誘導されながら指示された場所へ車を止めると
その横には見覚えの有る北九州ナンバーの怪しい車が…
昨年の大会で大物賞をゲットしたGOさんだった。
話を聞くと
大会の受付bヘ1番、
会場への到着も1番、
そして今日の目標も1番。
と鼻息が荒かった。(^^)

AM 5:30

大会の受付が始まった。
受付を済ませて大会限定カラーのエギ王Q他をゲット。
これだけでも参加の価値がある。(^^;
そして暫くするとGOさんの友達のシーウルフのメンバーさんや
隠密で参加のXさん、昨年の覇者ミツミツさんなどが集まり
大会に向けて楽しい会話が弾む。
今年の春アオリの時期に知り合ったakiさんとも再会し
さらに大会の楽しみが増していった。

AM 6:30

いよいよ開会式が始まった。
しかしその内容にはうわの空で
開会式終了以後のポイントへ向けてのスタートダッシュに
意識は集中していた。
それは僕の横に車を止めていたGOさんも一緒だった。
いやGOさんの方がその意識は強かったに違いない。

AM 6:40

開会式は予定より早く終了して係りの人から
『スタートフィッシング』が告げられた。
それを聞き終わる前に体は反応して車へ向かってダッシュ!
車に飛び乗りエンジンスタート!
すると目の前をGOさんの車が走って行く。

ハヤッ!

流石GOさん。
まるでWRCのスタートだ。
そのスタートも1番だった。
直ぐにしん吉号もGOさんに続きスタート。
昨年に続きGOさんとのワンツーでのスタートとなった。
しかし目指すポイントは違っていた。
最初の交差点でGOさんは右折、しん吉は左折。
軽くクラクションを鳴らして暫しの別れを告げるとともに
お互いの健闘を祈った。

今回しん吉親子が目指したポイントは昨年長男が入賞する
事となった好釣果をもたらしたポイントだった。
会場を出てからも迷っていた昨年とは違い一気にそこを目指す。
2回目の参加と決めていたポイントに少しの余裕さえ感じていた。

AM 7:00

ライフジャケットにスパイクブーツの装備で地磯へ潜入。
目的の場所へと足を進めると
目当てにしていた一つの岩の上には餌師、
もう一つの岩の上には青物狙いのルアーマン、
想定していた足場の先客に少々出鼻を挫かれる。

ありゃりゃぁ〜(>_<)

仕方なく先行者の邪魔にならないよう少し離れた
ゴロタの大岩の上に立ちキャストを始める。
しかしその周囲はゴロゴロした岩に敷き詰められたシャロー。
あいにくの北寄りの風で波も荒く根掛かり要注意だ。
それよりもアオリイカは居るのか?
そんな状況下での数投目、
シャローの表層ダートでエギを操り
エギが視界へ届いたところで揺れる波間でステイ。
すると直ぐに反応があった。

グイッグイッ!

おぉーーーっ

もう来たか!

しかし…

アワセを入れると

スポッ…

・・・・・(汗)

気を取り直してシャローの表層を攻めるが反応無し。
そこでブレイクライン向こうのボトムへ的を変えて
フルキャストから北寄りの風に我慢しながらフォール。
しかし風に煽られるラインにエギは流され
ブレイクラインのカケアガリに突き刺さる。

グイグイ…(汗)

ドラグを締め込みスプールに手を添えて引いて見るが
ガッツリと頭から見事に刺さっている様だ。
更に体を後退させながら引いていると…

ブツッ…(涙)

1本目をロストしてしまった。(泣)

AM 7:40

ゴロタの大岩を歩きながらシャローを撃つが
最初のミスバイト以降アタリは無い。
と言うか横からの爆風に成すすべなく漫然とキャストを続けていた。

すると動いた!
狙いのポイントの一つだった岩のジギンガーが撤収を始めた。
どうやら○ボだったようだ。

そこへ待ってましたとばかり即座に潜入。
風を背に受けられるポジションに立ちキャストを始める。
少し離れた左手の岩の上にいる餌師も飛距離は短いが方向は一緒だった。

ここならイケル。
そう信じて数キャスト繰り返すが反応が無い。
エギを追尾してくる姿も無い。
時化気味のせいなのか?
気になるのは潮が全く動いてない事だった。

AM 8:00

回遊性の良型に的を絞り潮が動くのを期待する。
そして追い風の中で辛抱のキャストを続けていると
僅かだが潮目が…

あ・ら・わ・れ・た

チャンス到来か?

キャスト方向へと伸びる僅かな潮目を観察していると
一箇所その潮目がヨレているポイントを発見。
左手で撒餌を打ち続けている餌師のコマセが効いているかも。
そこへ集まるベイト。
そしてそのベイトに集まるアオリイカ。
図式は完成した。

ムフフッ(^^)

その潮目がヨレているポイント目掛けてキャスト。
追い風に乗り軽快に飛行して行くエギ王Q3.0号。
そしてサミングしながらヨレの先へと無事着水。
数カウントのフォールで中層あたりまで潜行させて
最初のアクションは縦方向へのジャークを2発。
風に煽られないようラインスラッグを手早く回収して
ステイを意識したテンションフォール。
この時点で想定ではエギは潮目のヨレの中へ到達。
そして次のアクションは横方向へ軽くキレのあるジャークを2発。
アタリを待ちながらのテンションフォール。
更に横方向へのジャークを2発。
ラインでアタリを取れる状況では無い為テンションフォールで
ロッドティップに神経を集中していると

グッ、グィンッ!

おっしゃ!

いただきじゃぁ〜っ!

横方向にティップを下げて構えていた姿勢から
ロッドを大きくゆっくりと正面へと振り上げて
無呼吸の状態でフッキングへと持ち込む。

ズンッ!

アドレナリンの噴出した瞬間だった。

グインッ!グインッ!

今日最初の心地良い逆噴射を浴びて
全身を稲妻が駆け抜ける!

そして心のなでの雄叫び。

ゲットー!

狙い通りじゃぁ〜っ
ヌハハハハッ!
してやったり。

(^o^)V

僅かな潮の流れだがその抵抗も相まって
その重量感に期待がよぎる。
ウホホッ!
デカイかも。
だがこれは過度な期待だった。

20数メートル先で浮上して来たアオリイカは
ブシュッーブシュッーと煙幕を吐きながら
白い波を立てて近付いて来る。

さてさてその気になるサイズは?
足元まで寄せて来て一気に抜けた(^^;

アリャッ!

想像していたよりも

こ・ま・い(汗)





エントリーは200gから。
その姿は微妙なサイズだった。

そんな事よりもようやくゲット出来た一杯目に気を良くして
サイズアップを求めて更にキャスト、キャスト、キャスト。
しかし撒き散らした煙幕のせいか直ぐに二杯目は出なかったが
少しして同じパターンで二杯目をゲット!
でもそのサイズは…

ダ・ウ・ンしていた。やれやれ…





AM 9:00

そして僅かに出来ていた潮目もいつしか消えてアタリは遠のいた。
暫くして離れた崖の向こうの岸寄りでシャロー撃ちに専念していた
長男が獲物を携えてこちらへとやって来た。
その袋の中にはエントリーサイズが二杯。
今年も…

ヤ・ラ・レ・ル・か・も

嬉しさ半分、悔しさ半分でシャッターを押す。





撮影後また崖の向こうのシャローへと姿を消した長男。
爆風の中波をかぶる岩の上に独り立つ親父。
長男の事が気になる。

その心中は…

負けてなるものか。
今年は親父が入賞じゃぁ〜っ!

そして現れそうも無い潮目を諦めブレイクの先のボトムへとエギを投入する。
PEラインを風に煽られながら辛抱のフォールを続けて数カウント。
そろそろボトム付近へ達したか?
少し横へ広がったラインスラッグを回収しながら
最初のアクションに入ろうとした瞬間、

ズシッ!

グッ、グインッ!

おぉーーーーーっ?

そりゃぁ〜っ!

スポッ…

・・・・・!?

逃がした獲物は…

デ・カ・イに決まっている。

くそぉーっ(>_<)

AM 10:00

その後も回遊待ちに徹して足場を変える事無く
キャストポイントのみを変えて我慢のキャストが続く。
だが爆風の中でボトムを意識し過ぎると直ぐに根掛かり。
最終的には4本のエギ王Qをロストして
今大会の主催者であるヤマシタさんに貢献した。(^^;

その後何とか3杯を追加するがいずれも微妙なサイズ。
これならイケる!
そういう一杯を残り少なくなった時間に託してキャストを続ける。





AM 10:50

検量の締め切りは、AM 11:30。
スタート直後の余裕はブッ飛び焦りが充満するなかで
お願い!あと一杯。
祈りを込めてエギをフォールさせる。

1.2.3.4.5…

21.22.23…

そしていつものようにラインスラッグを回収していると…

グインッ!

あっ!

・・・・・

更にリールを巻きながらティップを確認するが…

クソッ!

ビシッ、ビシッ!

・・・・・

ビシッ、ビシッ!

・・・・・

さぁもう一回来い。

・・・・・

ビシッ、ビシッ!

・・・・・

はぁ〜〜〜

回収したエギの横っ腹にはガッツリと

歯型だけが残っていた…

そして無念のストップフィッシング。

AM 11:00

頼りない獲物を並べて記念撮影。
これが今の実力。
しっかりと心にも焼き付ける。





AM 11:10

大会本部へ戻り期待!?の検量。
長男のMAXは、244gでエントリーは一杯のみ。





親父も200gUPは一杯のみでギリギリエントリー。
既に検量を済ませていたGOさんは…残念(*_*)

AM 11:30

表彰式が始まった。
まずはレディース賞の発表。
そして最初に読み上げられた3位入賞者は…
GOさんと一緒に来ていたキムミツさんの
奥さんだった。

お・め・で・と・う♪

知り合いのなかでの唯一の賞だった。
そして優勝者はカップルでダブル受賞。
さらには大物賞もゲットされていた。
スゲェ〜。

引き続き行われたお楽しみ抽選会。
しん吉親子の名前が呼ばれる事は無かった。





そして大会は終了。
またしてもWRC並みのスタートをかましたであろう
GOさんのスペシャルカーの姿は既に無かった…

ハヤッ!




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