めばるin関門 関門海峡でのメバリング エギング 山口県下関市周辺でのメバル釣行記
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2005年10月28日

■ アコラーへの道 ■






今から2年前の2003年の夏。
レオン師匠ととらさんのナイトゲームでの
釣果画像を見た時からその挑戦は始まった。

「アコウ?」

高級魚と縁の無い家庭に育ち
おそらく初めてその名前と姿を意識した時だった。

「スゲェ〜なぁ〜」

幻の魚と呼ばれるにふさわしいその綺麗な魚体の横には
これまた初めて目にするエビの形をしたワーム。
そしてその横には釣り上げたアコウが吐き出したという
ワームとほぼ同サイズの本物のエビ。

「へぇ〜っ」

メバリングを本格的に始め
エギングを少々かじり
どちらもシーズンオフに入りむかえた夏。
今度は何釣ろうかなぁ〜と思っていた矢先の
とても興味をそそられるターゲットだった。

何かに引き付けられるかの様にその時の様子が書かれた
掲示板を何度も見直しアコウの画像に釘付けとなった。

「おっしゃ、次はコレじゃ!」

その時はカサゴやタケノコメバルを狙うぐらいの軽い気持ちだった。
そしてアコウへの挑戦はエビの形をしたワーム探しから始まった。

「あのワームがあればアコウは釣れる」

人の影響を受け易い単細胞は生まれつきだ。
探し物は、MAD MAN のザリガニ。
だが一通り近所の釣具店を見て回るが何処にも無い。
仕方なく手にしたのはCLAW系のワーム数種類。
そして初のアコウ狙いの釣行へ。
夜の関門の岸壁を6時間以上に及び徘徊するが釣果はゼロ。
メバルならもっと簡単に釣れるのだが…
ボウズの確立は高いと聞いていたがアコウの釣行がこんなにハードとは(汗)
レオン師匠のアドバイスも上手くこなす事ができずに連敗が続いた。

それから数日後の休日、
家族サービスでの福岡からの帰り道に立ち寄った釣具店で
ようやく MAD MAN のザリガニに出会えた。

「こ、こ、これじゃぁ〜!」

探し物を手にして久し振りに感動した瞬間だった。

「これでアコウが釣れるぞ!」

しかしその後も餌での実績ポイントの情報などを頼りに
関門の夜をMAD MAN を引き連れて歩き回るが
結果の出ないまま2003年は終わった。

「やっぱり幻の魚だ…」

そして2004年、また夏がやって来た。
去年と同じスタイルで夜の関門へ出撃するが
雲を掴む様な釣行は毎回テンションが上がらない。
岸壁の際をリフト&フォールで延々と探り続ける。
関門の激流は戦意を奪い夢は薄れて行く。

「こんなんで釣れるんかいなぁ〜?」

そしてアコウ狙いの釣行から遠のいたある日
デパチカで思いもよらぬ出会いがあった。

「ア、ア、アッコちゃん♪」

その姿にアコウへの思いは再燃するが
釣行を再開するには至らなかった。

アコウを求めて2年、狙うポイントも攻め方も定まらないまま時間が過ぎた。
そしてむかえた2005年の初夏のある日
またしてもレオン師匠の衝撃画像が目に飛び込んで来た。
それはメタルジグでゲットした立派なアコウだった。

「メタルジグで?」

そんなんでアコウや他の根魚が釣れるの?
うそぉ〜

そして今年、2年続いためばるingのアコウダービーは
レオン師匠のブログでの『RFJF』と名を変えてスタートした。
RFJFへのエントリーを済ませ今年もまたアコウへの思いを募らせる。

「メタルジグでアコウねぇ〜?」

やっぱりピンと来ない。

だがそこは人の影響を受け易い単細胞。
数日後メタルジグを仕入れに釣具店へ走った。
その店内に入ると見覚えのある後姿?
こっそりと近寄って背中をツンツン!
振り返ったのはmocciさんだった。

今日店に来た目的を話して相談に乗ってもらう。

「メタルジグはどれがええん?」

『そうやねぇ〜』

と言って選んでくれたのはMariaのムーチョ・ルチア。
そしてそれに付けるアシストフックを物色していると

『なん、それ買うん?』

『作ってあげようか?』

「 ・・・ 」

「mocciさん自分で作るん?」

『そんなん買ったら高いやん』

「僕も作る!何買えばいいん?」

そして自作アシストフックに必要な物を教えてもらい
メタルジグと一緒に購入。
早速帰宅してアシストフックを作ってみる。
そうして夢のアコウへ向けて2005年がスタートした。

ナイトゲームからデイゲームへ。
関門から山陰へと過去2年にない
釣行を重ねるがなかなか結果は出ない。
いつしか思いを込めたメタルジグの出番は無くなり

「やっぱアコウはMAD MANや!」

とリグのせいにするようになりやがて…

キス釣りとチヌingに夢中になり季節は秋アオリへ。
だが釣行の度にアコウの事を忘れる事はなかった。

何とかしなくては…

しかし夢のアコウと言えど雲を掴むような釣行より
秋アオリの魅力の方が常に勝っていた。

そしてRFJFの締め切りが迫ってくると
関門からのウェイ・インもようやく見るようになり
ラストチャンスへ向けて再挑戦の思いが蘇ってきた。

「やっぱメタルジグや!」

優柔不断な性格は又してもリグに及んだ。
でも今のリグではイマイチ納得がいかない。
あのキラキラするヤツを付けてみるか。

最後のチャレンジを明日に控え仕事を終えて釣具店へ。
目的はあのキラキラするヤツ。
そして入った店内には又してもmocciさんの姿が…
二人ともそこそこ釣具店へは通っている筈だが
普段は出会う事はないのにアコウに絡んで連続で出会うとは。
そして前回同様来店の目的を話して相談に乗ってもらう。

『ブレードねぇ〜』

『ウィローリーフかな』

『2号ぐらいがいいんじゃない』

『でも2号は無いよ』

「 ・・・ 」

「うんにゃ、これでええ」

そして手にしたのはEGの3号だった。

『大きくない?』

「ええやろ、これにする」

そして帰宅して早々にセットしてみる。

「おっ、ええ感じやねぇ〜」

買い足したムーチョ・ルチアを含め
3セットのアコウリグしん吉SPを準備。
明日の釣行へ向けて夢は膨らむ。





ラストチャンスに向けて目指す明日のポイントは
gurerinnさんから情報を頂いたアオリポイント。
根魚も十分狙えそうな雰囲気の海域との事で
久しぶりに興奮する釣行前夜。
気になるのは雲行きの怪しい天気だけだった。








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