めばるin関門 関門海峡でのメバリング エギング 山口県下関市周辺でのメバル釣行記
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2006年 6月18日 (14:00〜16:30)

■ 父の日 ■



日曜日の朝というのに目覚めが悪い。
外は完全に夜も明けて薄く雲が広がってはいるものの
その上には真夏の青空が所々で顔を覗かせている。

あぁ〜行けばよかった…

朝マズメ…

今からでも行きたいところだが

あいにく今日は6月の第3日曜日。

『父の日』

実家の父にささやかなプレゼントを持って行く日だ。

その前に…
ひょっとして初めて?だったかよく思い出せないのだが
次男と外でキャッチボールを楽しんだ。
たまには釣り以外で遊んでやらないといけないな〜と
そんな事を思いつつ実家へ向けてGO!

そして釣りの師匠でもある父にプレゼントの贈呈(^o^)/
(缶ビール1ケースだけどね)
爺ちゃんより喜んだのは次男に会えて喜ぶ婆ちゃんだった。
そして『昼ご飯食べて行き〜』とごそごそ始める婆ちゃん。

まずい(汗)

密かに昼からはエギング釣行を企てていたのだ。
昼飯を食ってると遅くなる。
爺ちゃんはきっとビールを勧めるし…
ゆっくりしていきたい思いもあるのだが
ここは心を鬼にして

「婆ちゃん帰るけぇ〜昼飯はいらんよ」

『そうかね。どっか行くんかね。』

「イカ釣りに行ってくるけぇ晩飯たのむわ」

『そうかね。絶対おいでよ。』

と次男の手を握り締めながら

『いっぱい釣っておいでよ。』

と夕方の再開を楽しみに笑顔で見送ってくれた。

これで本日のエギング釣行決定!
サラっと昼食を済ませ
昨日に続き今日も長男、次男を連れてGO!

(お前ら今日は何の日か知っとるんか)

青空が広がり海水浴でもしたくなるような暑さ。

やっぱ夏は好きや〜(^o^)/

ポイントに到着するとフカセの餌師が数名と
ファミリーフィッシング数組が竿を出している。

しかし

エギンガーは…
見当たらない。

ちょっと嬉しく

ちょっと寂しい

そんな微妙な思いでキャスト開始。
そこへ少し遅れてakiさんが到着。
それから暫くしてakiさんの友達も合流。

でもだ〜れの竿も曲がらない。

そのうち長男はいつものように一人みんなから離れ
岩場のシャローポイントへと向かった。
akiさんと友達も後を追うように岩場の方へ。

次男は…

これまた目の届く範囲での一人旅エギング。

そして親父は独りぼっち。

しめしめ(^^)

クーラーにこっそりと忍ばせてきた
小さな缶ビールで
独りで父の日の乾杯である。

ブシュッ!

ぐびっぐびっぐびっ。

ぷぅはぁ〜

旨い!

肴は青い空と青く澄んだ海、

ギラギラ照り付ける太陽も心地良い。

ひと時の幸せ(^^)

元気で釣りを楽しむ子供たち。
その笑顔が一番の父の日の贈り物かも〜
なんてそんなもんじゃちょっとつまらんし…
いつの日かドキッとする様な事で喜ばして欲しいものだ。

そこへ離れた岩場で小さく見える長男からメールが届く。

『400ゲト!』

どうやら先を越されてしまったようだ。

(おいおい今日は父の日やで〜)

ここの一級ポイントはファミリーに占拠され
普段はあまりエギンガーがキャストしてない場所に
腰を落ち着かせてのんびりとエギングを楽しむ。

しかしながら釣れるんかいな〜という不安は拭いきれない。
餌師達はクロをテンポ良くヒットさせ
ファミリーフィッシングの投げ竿も
キスやコチなどで竿を曲げ歓喜が飛び交っている。

そんな中で独りエギをキャストするのには何とも言えないものがあった。

でも今日は殺気を帯びたエギングではなく
日光浴を楽しみながらのんびりエギング。
釣れんでもええわ〜ってな感じで
ふとピックアップしたエギに目をやると

むむむ・・・

かじられてる。

こりゃ油断した。
そしてのんびりおやじからエギンガーに変身。
直ぐにエギを相性の良いアジカラーにチェンジ。
気付くと殺気に満ちたエギングになっていた。

それから何投目だっただろう。
寄せて来たエギにピックアップ前の最後のジャーク。

ビシッ!ビシッ!

するとドンッ!

キタァーーーーー!

と心の中で雄叫びをあげると
弱めのドラグがアドレナリンの放出を手伝ってくれる。

ジィィィーーーーー

ジィィィーーーーー

そのロッドの撓りに隣のファミリーのお父さんが気付いたようだ。

突き刺さる視線も手伝ってさらにアドレナリンを放出!

久し振りの快感!

無事にギャフ打ちを終え海面からイカが姿を現すと


『わぁーっ!大っきいー!』


とファミリーの若いお母さんの声が耳に入る。

うっしっしっ

どんなもんじゃぁ〜!





でも一番見て欲しかったのは息子達やakiさんだったのに気付くと
ちょっと寂しくなる。
検量してみるとキロジャスト!

直ぐに長男とakiさんにメールを送信。


「はっはっはっ、キロゲット!」


すると程なく戻って来たakiさん。
手に提げた袋にはしっかりとアオリイカが入ってた。
しん吉のよりもコマイけどね。
それから暫くしてakiさん2杯目ゲット。
むむむっ
数で負け越した。が、コマイ。(^o^)

そこへかなり離れたポイントまで移動している長男からメールが届く。

『ズボンがぁぁぁぁぁーーーーー』

『濡れて気持ち悪い………………』

添付されている画像を見てみると股間を中心にビッショリ濡れている。

ガハハハッ!

ええ歳してしかぶったんかいなと思わせる様な画像。
そして暫くしてガニ股でぎこちなく戻って来た。

うぷぷっ(^o^)

おや!?

その手にはイカの入った袋が…

「釣れたんか?」

『うん』

どうやら股間を濡らしたのはそのイカだったようだ。
ギャフを持っていなかった長男はハンドランディングを試みて
見事に墨の混じったジェット噴射を股間を中心に全身に浴びている。
でもその甲斐あってか袋の中身はデカそうだ。
早速検量してみると…

なぬぅ〜!

1200g もあるやんけぇ〜!

ヤラレタ…

「おい、今日は父の日って知っとるか?」

『それはそれって事で』

「 ・・・ 」

Newロッドでのキロアップの感触は良かったのか
笑顔止まない顔にはホクロの様にスミ跡が飛び散っていた。

うぷぷっ(^^)

あぁ〜あ…
あっさりと抜かれてしまった。
そして長男も数では2杯。

別にオレは誰と勝負している訳でもないし…
と心の中で自分を慰める。
そこへひょっこり戻って来た次男。

「イカ釣れたぞ〜」

『ええっ、見たかった〜』

「クーラーに入れたけぇ見るか」

『釣れたところ見たかったのに〜』

「ここに入っとるっちゃ」

『それなら見んでいい』

「 ・・・ 」

その後akiさんの友達がサイトで1杯ゲット!
かなりな勢いで気持ち良さそうな逆噴射を連発していた。





実家に行く約束を果たすべく早目の納竿。
akiさんの釣った2杯のイカも頂いてプチ大漁である。

実家へ戻りそのイカを見た婆ちゃんは大喜び。
近所のゲートボール仲間にお裾分けに走った。
そしてイカ尽くしの食卓。





父の日なのに終止喜んでいたのは婆ちゃんだったような…




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