めばるin関門 関門海峡でのメバリング エギング 山口県下関市周辺でのメバル釣行記
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2006年 7月22日

■ 黒い帯 ■



内緒で手術して入院していた爺ちゃん。
新しいが交通の便の悪い病院。
婆ちゃんを連れお見舞いを済ませた午後。
婆ちゃんと2〜3軒店をブラっとし帰宅。

そして午後3時。

次男が近所の子供たちと遊び出したのを
見計らって仕度を始める。

夏の高校野球の応援に行っている長男も
そろそろ試合が終わる時間帯だったので
メールで聞いてみる。


「エギングに行くか?」


『暑い、きつい、眠い』


そして一人で車に乗り込みニヤける。

おっしゃ今日はあの岩場じゃ!

とあるサイトで夏のこの時期は
シャロー、潮が動く、岩場、ベイト
がキーワードだと言うのを目にして
このポイントを選んだのだが…

目的地の空き地に車を進めると
いつもより車が多い?

そして岩場に足を進めると…

想定外のことが…

春、秋にはたまに来るポイントだが
この時期に来るのは初めてだった。

その想定外の事とは…

1、2、3人・・・

人が泳いでる〜

てか

潜ってる人もいるし〜

岩場の付け根方向には企業の保養所と
少し狭いが海水浴場があったのだ。
こんな事は頭の中に思い浮かびもしなかった。

思えば幼年の頃何度か海水浴に来た思い出も…

こっちまで来るなよ〜

そう願いながら岩場の少し先へ入りキャスト開始。

だが気になる。

若い娘は居ないのだが(^^)

海坊主と呼ぶにふさわしいオジサンが…
家族に良いとこ見せようと頑張ってるのか…
子供の頃を思い出しながら楽しんでるのか…


大きく息を吸い込み

海の中へ姿を消して

少しすると

お尻が先に浮上して

獲物を捕える事無く

苦しそうな顔を出し

水中メガネを曇らせて

ハァハァと荒い息…



その様子を見てる

しん吉も

も・ぐ・り・た・い・♪

そんな衝動に駆られるが

気を取り直してキャスト!

そしてシャクる。

頭の中では長男が小学5年頃から中学までの
海水浴と言うよりは潜りを楽しんだ夏の景色が
懐かしく思い浮かんでくる。

あと何年?

次男と潜れる日が来るのは…

今からその日が楽しみである。


そんなこんなで

エギングには

全く

集中できないでいると

海中がキラッ、キラッと輝いている?

うんん?

キラッ

キラッ

キラッ

ベイトか?

す、すると…

気付いたら足元に

黒い帯

無数のベイトが群れを成し回遊して来た。

凄い!

思わず息を呑む。

様子を観察しようとエギを回収すると
銀色の何かがカンナに掛かってきた。

イワシだ。

急いでデジカメを取り出すが
刺さりが浅く暴れて落ちた(*_*)

その黒い帯は暫く行進を続け
その一部は少し沖で大きな円を描き
グルグルと回っていた。

ゴメンね。

と思いながらエギを何度か撃つが
なかなか掛からない。
そして直ぐに諦めて観察を続ける。

やがて黒い帯は消え数十匹の小さな群れが
ちらほらしだした頃
岩に沿って泳ぐ一つの群れを見ていると
足元へどんどんと近付いて来たその時…



ボゴッ!



これまた驚いた(@_@)

一瞬の出来事。

根魚には違いないが
魚種を見極める間は無かった。

その後岩場の反対側へ場所を替えるが
大粒の汗を流しただけで納竿となった。

夕方自宅に戻るとグレリンさんから
子供と2人でキス30匹のメールが届く。

明日はキス天とのことだった。

ふぅーっ

明日の予報は雨。
我が家のキス天はいつの日か…




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