めばるin関門 関門海峡でのメバリング エギング 山口県下関市周辺でのメバル釣行記
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2006年10月 9日

■ 秋産卵型 ■



指折り数えた10月6日金曜日の夜。
満月の夜ゲー&土曜の昼ゲーと
ぶっ続けでぶっ倒れるまでエギングを
満喫する三連休のスタート!

のはずが・・・

風と雲に邪魔をされ夜ゲーの出撃を見合せていると
しん吉の大好きなVシネマ

『難波金融伝 ミナミの帝王』

がCATVで始まった。
しかも2話連続放送。

ワクワク

そして見終わったのはAM4:00過ぎ…



それも〜♪

幻〜♪

Ah〜大阪Dreaming Night♪



エンディングテーマ
「欲望の街」を口ずさみながら・・・
気分はすっかり銀次郎(^o^)/

このままの勢いで朝ゲーに出撃〜!

と行きたかったが風と雲がねぇ〜
そして布団に入る事無くテレビの前で

バタッ、ZZZ...

迎えた翌土曜日も相変わらずの風と雲…

そして時々雨…

あ〜あ…

いっぱい楽しむ筈だった連休初日をスカしてしまい
すっかりヤル気も失せて土曜日の夜ゲーもパス。

なんたって今夜はめちゃイケスペシャル!
WBCがあるのだ。
その後もダラダラとテレビを見続けて…

日曜日の朝は長男をJRの駅まで送る約束を
していたので日曜日の朝ゲーもパス決定!

そこで土曜の今宵は『ぐびなま』の世話になって
大人しく今夜は布団に入って就寝。

ZZZ...

迎えた連休二日目の朝。
ようやく広がった青空の下を長男を連れて駅へ…
帰宅すると次男は相変わらず

『釣り行こ〜っ♪』

と訴えているのだがどうにもその気になれない。
目を閉じると荒れた海が浮かび上がる…
予報では昼から更に風が強くなりそうだし…

「釣りは明日行こう。」

『うん。明日行こう。』

素直な返事に一安心。
すると・・・

『今日は一緒に遊ぼうね♪』

まぁたまにはいいか。
外でキャッチボールをしたり
部屋でゲームしたり・・・
ウチでは珍しい休日の昼を過ごす。

そしてまた午後はテレビ。
これまた大好きなF1の観戦。
しかも同点で迎えた日本GP。
引退を表明したシューマッハか?
それとも若いアロンソか?
かなり楽しい一戦となった。

しん吉は今でも大のセナファン。
シューマッハはどちらかと言うと嫌い。
だから最近ではアロンソを応援。
でもシューマッハのフェラーリが悲鳴を上げたときは
流石に嬉しくは無かった。
アロンソのオーバーテイクを期待していたからね。

それにしても気になったには3位表彰台の
フィジケラの様子。
どう見ても泣いている様に見えた。
何故?
その疑問は後で解けたがその時彼が口にした
『レースは人生のすべてじゃないからね・・・』
何故かこの言葉に少し引かれた。



そして夜になり明日の釣行を楽しみに
ようやく次男が寝静まった頃には
晴れ渡った秋の夜空に満月が輝く☆

ウォ〜ッ♪

カワイ娘ちゃんを見ているかのようにそそられる。
そして気付くと心に小さな炎が点火。
その小さかった炎は時間とともにゆっくりと
大きくメラメラと燃え上がり
金曜日の夜から溜めていたものに一気に引火!

次男と約束した明日の朝まで待てねぇ〜や。

出撃じゃぁ〜!

おりゃぁぁぁ〜

そして日付が変わる頃にポイントへ到着。

雲の無い秋の夜空に輝く満月。

明るい!

先客の居ないポイントは風も穏やかで波も無く
月明かりに照らされる海面はキラキラと輝いている。
もう気分はハイテンション!
これで釣れない訳が無いってなシュチエーション。

そして期待一杯、緊張一杯の第一投。
何事も無くエギをピックアップして
さらに期待一杯、緊張一杯で第二投。
息を殺してジャーク&フォール。
大きな深呼吸をしながら
今度は期待半分、緊張半分で第三投。

いつしか期待も緊張も消え
深呼吸は溜め息と変わっていた。

やっぱこんなもんよね〜

腰を下ろしてスポーツドリンクを飲みながら天を見上げる。

それにしても綺麗な月だ。

そんな月を眺めていると徐々にまたテンションアップ。
しかしさっきの殺気に満ちたテンションではなく
リラックスした気分で余裕のあるハイテンション。

ロッドを手にして立ち上がり輝く海を見渡して
キャストポイントをロックオン!
肩の力が抜けたキャストでエギは気持ちよく滑空し
目標のポイントへ着水。
ボトム付近までフリーフォールさせたところで
ラインスラッグを回収して

ジャーク、ジャーク、ジャーク、

そして

ジャーク...

脳裏にはエギを追うアオリイカの姿が・・・

見えそうで見えて来ない(^_^;

まだまだイメージが足らん。

ジャーク、ジャーク、ジャーク、

そして

ジャーク...

最初の数投は釣る事をあまり意識しない。
でも釣れればラッキー♪(^o^)/
同じラインをトレースしながらイカを焦らす。

それから数投...

足元近くまで徐々に寄せて来るエギ。
ピックアップ前のラスト2ぐらいのステイ。

その時

バシッ!

ステイしたエギが触手のパンチを食らった。

今夜初めてのアタリはかなり強烈だった。
ドクッ、ドクッ、ドクッ・・・
心拍数が上昇を始めアドレナリン警報発令!

居た!
しかも手応え十分。
ヤツはそこに居る。

さぁどうする。

ステイ続行か?

フォールか?

ジャークか?

そう考えている間にステイは続行されていたが無反応。
そこでテンションを抜いてフォール。

1.2.3.

テンションを抜いたラインからはティップには何も伝わらない。
ラインの動きを目で追うことも月夜とは言え厳しい。
そんな状況下カウント3でフォールからステイ。
何の反応も無いまま我慢出来ずにロッドを動かすと

ズズンッ・・・

ティップが止まった。
呼吸も止まった。
そして心臓だけは全開で心拍数を押し上げる。

さぁどうする。

そう考える間もなく止まったロッドを煽って
思いっ切りアワセをブチかます。

ズズッ・・・

ズッ・・・

スポーーーン!

と同時に海面から飛び出して来たエギ。


ガ〜ン


横抱きの状態で時間を与え過ぎたのか
アワセがまだまだ甘かったのか

一気に虚脱感が襲ってくるが
ボーッとしている場合ではない。

バラシと同時に海面から飛び出したエギの様子からして
かなり表層近くでのアタックだ。

おっしゃ!

獲ったる!

直ぐにエギを7〜8m先へ撃ちかえす。

1.2.3...

カウントを取ってティップを下へ向けてのジャークで
エギを表層ダート。
僅かな間を取って更にダート。

脳裏にはエギを追うイカの姿が見えた(^^)

よしもらった。

次のダートで頂きだ。

ビシッ、ビシッ、ビシッ

・・・


グィッ!


キタッ…

キタァーーーーーッ!

おりゃぁぁぁーーーっ!

せ〜の〜


ドンッ!

ズシッ!

ガッツ!


直ぐに逆噴射が始まった。


ギュイン!

ギュイン!

ギュ、ギュィーーーーーン!


ドルクの効いた一撃に
アドレナリンは大放出を開始。


ギュィーーーーーン!

ギュィーーーーーン!


ふぉっふぉっふぉっ♪

してやったり!

快心の一撃だ。

(^o^)v

強烈な触手のパンチを食らった後の撃ちかえしは
これまでも割りと高確率で獲っているので自信はあった。

それにしても思わぬ大物。


待てよ…

マズイ…

置いて来た…

ギャフを…


オールシーズン何時も持ち歩くギャフだが
こんな時に限って…


トルクの効いた逆噴射を楽しみながら
ランディングの事を考える。
楽しみは半減。
広がる不安。
やがてアオリイカはトルクを失い足元へと到着。

誰も居ない海。

考えても仕方が無い。
もう抜き上げるしかないのだ。

ティップを思いっ切り海面へ向けて
ギリギリまでラインを巻き取る。

そして、

せ〜の〜

よっ…

重っ…

大丈夫かよ…

アオリイカの体が恐らく水面を切ったであろう辺りで小休止。

重いので一度着水。

スゥーーー

ハァーーー

無事ランディング出来る事を祈って

せ〜の〜

よっ…

こら…

しょ…

ブラ〜ン

それでもまだ足場まで到達してない。

おしっ!

おるりゃぁ〜〜〜

と気合一発全身と両腕を伸ばしてブリ上げる。

そして足元へ

ドサッ!

ようやく肩の荷が下りた感覚。

そして込み上げる歓喜。

うっしっしっ♪

満月を見上げながら少し遠慮がちに雄叫びを上げる。


ウォォォーーーーー!


一息ついて目の前のイカをしみじみと眺める。

おっしゃぁ〜

(^o^)V

落ち着いてそのサイズを良く見ると
ギャフを打つまでもないことが解った(^_^;

それでも自分なりにはこの時期のビッグワン!

大満足のサイズだった。

そしていつもの様に写真を撮り
イカを〆るとき手にして驚いた!





手にしたイカが何と暖かい事か。
快晴の夜空の影響で放射冷却で
気温は10〜11度と下がっていたのだが
それにしてもその暖かさには驚いた。
まるでお湯の中から取り出したと思わせる。
朝晩の冷え込みは進んでいるが
海の中はまだまだ暖かいようだ。

朝からの釣行に備えて直ぐに納竿してもいい程の釣果だが
釣り人と言うのは欲深い。
と言うか
悪魔の囁きに弱いのか(^_^;

そしてそこから欲を出して数キャスト。
だがそう簡単にいい思いは続かない。
結局追加の無いまま数キャストで余裕の納竿。

帰宅して検量してみると765gのメス。
その重量は抱卵の影響もあった。

恐らく初めて釣った秋産卵型のアオリイカ。

まだまだエギングは未知数だらけだ。


そしてこの一杯はアオリイカin関門の
エギングダービーエントリー第一号となった。





Resultが楽しみである。(^o^)/




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