めばるin関門 関門海峡でのメバリング エギング 山口県下関市周辺でのメバル釣行記
[HOME]

めばるin関門 関門海峡でのメバリング エギング 山口県下関市周辺でのメバル釣行記
めばるin関門 関門海峡でのメバリング エギング 山口県下関市周辺でのメバル釣行記

2007年 3月31日

■ 太い新兵器/入魂編 ■





昨年4月に入社し勤続一年にも満たない
我が部下の送別会に出席し

飲んで飲んで飲んで…!

歌って歌って歌って…!

満開に近い夜桜を見たり
ちょこっと寄り道しながら(^_^;
久し振りに午前様で帰宅。

明日と言うかもう日付が変っているので正確には
今日の午後からは天気予報は下り坂で雨の予報。
送別会が無ければ確実にナイトゲームパターン。

あ〜あ行きたいなぁ〜
だけどハンドルを握る訳にはいかない。
そうとなれば早朝出撃しかない。
しかし早朝までの後数時間で酒が抜ける訳でも無く
これまでであれば更に追い酒をして諦めるパターン。

でも(^o^)/

まだ起きてごそごそしていた長男に

「お前一緒に朝から行くか〜」

『朝から〜』

(朝が苦手な長男はちょっと敬遠気味?)

『何時〜?』

「5時出発」

『5時〜!』

「釣れるぞぉ〜っ!」

『いいけど』

(サンキュー♪)

「起きれよ」

『う〜ん…』

それからごそごそしてるともう3時前。
これから寝て5時起床?
今の体内のアルコール備蓄量からして
5時起床は絶対無理(-_-;

今寝る事は釣行を断念するのと同じ事?

「やっぱ今から行こうか?」

『今から〜?』

「だってお前5時に起きれんやろ〜」

『う〜ん…』

「お父さんも絶対起きれん自信がる」

(^_^;

『いいけど』

「お前少しは寝たんか」

『うんさっきまで少し寝ちょった』

「よっしゃ、じゃぁ運転頼むの」

『えっ!僕が運転するん?』

「だってお父さん飲んじょるし」

『あっ!そうか…』

『じゃぁいいよ』

(ふふふっ♪)

(18年間の父親の苦労が報われる時)

飲んで帰っても釣りに行けるなんて!

サイコ〜♪(^o^)/

(同じ趣味を共有してくれてありがとう♪)

(素直に育ってくれてありがとう♪)

(これから老後までしっかり頼むな(^_^: )


ナビシートで何度か睡魔に襲われながらも
一生懸命ハンドルを握る長男に感謝しながら
色々と眠気覚ましをこうじて無事ポイント到着。

まだ東の空は真っ暗だが夜明けまではそう遠くない。

早速タックルの準備に取り掛かったのだが…

少し衰えが気になる視力とまだ抜けない
アルコールも手伝ってガイドになかなか
ラインを通せない…(-_-;

どうにかこうにかその難関をクリアするが
今度はスナップとリーダーの結束が(-_-;

そのもたもたしている間に後から到着した
エギンガーが次々とポイントへ入って行く。
そしてお目当ての釣座を譲る結果に…

あぁ〜ちょっとテンションダウン。

それから長男と二人で釣座確保にうろうろ…
夜明け前と言うのに好ポイントは既に空きが無く…
少しシャロー気味のポイントに並んでキャスト開始。
それから少し遅れて
KaisokuFishingの管理人であるwataponさんが到着。
1月の関門メバ以降久し振りの再会(^o^)/
wataponさんは先日1.3kgをゲットして仲間内では
今シーズンのキロラー一番乗りを果たしている。

しん吉も頑張らねば。

暫く三人並んでキャストするが誰も反応無し。
そして少しずつ東の空が明るくなりだした頃
しん吉一人で少し先の足場の険しいポイントへ移動。
残った二人はどうやらプチ高所恐怖症?(^_^;

おっしゃ!キロアップは頂きじゃぁ〜!

と一人離れたポイントでキャスト再開。
しかしそこそこの運動量でたどり着いたそのポイント。
二日酔いのせいか徹夜による睡眠不足のせいなのか
コメカミに襲ってくる頭痛と共に体がダルイ(>_<)

それでも明るさを増す東の空からエネルギーを貰って

キャスト!

キャスト!

キャスト!

ジャーク!

ジャーク!

ジャーク!

エギを追って来るアオリイカをイメージしながら

ジャーク!

ジャーク!

ジャーク!

すると数投目で待望の

ドンッ!

やったぁ〜っ!

マキマキ

マキマキ

ブシューッ!

ちょっと期待外れ?で簡単に抜けた一杯目。

それでも来て良かった〜と思わせる嬉しい一杯。





クーラーを置いて来た場所まで
ピョンピョンピョンと
軽やかな身のこなしで戻り
記念撮影を済ませて〆っ!

そしてよっこらしょうんとこしょと
さっきのポイントへ戻りキャスト再開。

キャスト!

キャスト!

キャスト!

しかしそれ以降反応が無い。

キャスト!

キャスト!

キャスト!

やがて疲労感に包まれ
脂汗が出て来そうな感覚。

ヤバイ?

アルコール濃度の高い体は
水分補給を要求しているようだが
飲物を車に置いて来てしまった。

ちょっと取に戻ってくるか!

と思える場所でもないし…
うっ…と堪えて休みながら

キャスト!

キャスト!

キャスト!

水分補給無しでのキャスト続行。
口の中が脱水症状?

キャストもシャクリも集中出来なくなり
追加の無いまま不覚にも撤収し
二人の元へと戻る事にした。

ふぅーっ!

戻りながら情報収集するが釣れていない。
先週500gが釣れたという人も今日はゼロ。
重くなる足取りは疲労感が増すばかり(-_-)

二人の元へ帰り着き釣果を聞くと
長男が触手を一本と小さいのが一杯
wataponさんはまだウォーミングアップ中?

今日はダメなんかなぁ〜

その場で横になりたい気持ちもあったが
とりあえず二人の間に入ってキャスト再開。
それでもやっぱり体がキツくて
もうダレダレ…
飲物を取りに車に戻るのも面倒で…

wataponさんと喋ったり
腰を降ろしてボーッとしたり

それでもやっぱり…

キャストしよ〜

と頑張って見る。

吹き出した風で飛距離は出ない。
どうせ釣れそうにもない。
あぁ〜あ…

それでも

縦の動きと
横の動きを
取り混ぜながら

キャストとシャクリを繰り返す。



そ・し・て



縦のシャクリからのフォール中に


グッ…

グッ…


とティップに伝わる



ア・タ・リ



休戦体勢だった体にスクランブル発令!

心臓は大きな脈を打って心拍数を上げ
全身が目を覚ます。

両足をしっかりと踏ん張って
右手はロッドをしっかりと握り締める。
息を殺して

せぇ〜のぉ〜



思いっ切りアワセを入れると



ズ…

ズンッ!









ティップを大きく曲げたままロッドが





止まった…





キタァーーーーーッ!





頭の先から足の先まで駆け抜ける



か・い・か・ん・!



頭の中は真っ白になり噴出するアドレナリン!

ティップを曲げたままのロッドを更に煽り
追いアワセをお見舞いするのだが…





ズンッ!


ズンッ!





ただティップが曲がるだけの感覚。



追い討ちをかける
快感♪



昇天を我慢する(^_^;



するとドラグがゆっくりと鳴り出した。





ジ…


ジ…


ジ…





そして…



ゆっくりとトルクを効かせて



ギュイン!





ジジッ…





ギュイン!

















ギュィーーーーーン!





ゆっくりと始まった逆噴射は…

空ぶかしを数回した後でアクセルを踏み込み
ホイールスピンをしながら走り出す車の様に
徐々にトルクを効かせながら一気に走り出した!





ジィィィーーーーーーーッ!





もう一度、
昇天を我慢する(^_^;





マキ…



ジィーーーッ!



マキマ…



ジジジッ!



マ…



ジジッ!



マァ〜



ジィーーーーーーーーッ!




大きく曲がったままのロッド。
それを全身で受け止めるのが精一杯。

なかなか寄せる事が出来ない。





そ・れ・




か・い・か・ん





悲鳴を上げるドラグ!



そして確信した。







「キロアップじゃぁーっ!」







ギュイン!



ギュイン!



ジジジッ…






イキそう〜



いや



イッた…



何度も…



何度も(^_^;




ブッシューーーッ!




もう一回(^_^;








ザザザザァーーーッ!


ザザザザァーーーッ!


念願だったキロアップ!


浮上して見せたその姿に更に興奮!


さぁいよいよ太い新兵器の出番だ。
右手に持っていたロッドを左手に持ち替えて
背負っていたギャフを右手にかかえて



シュルルルル〜ザブッ…



ギャフが着水するが足元の波の影響と
立ち位置のポジションが悪く手こずる。

マズイ!

そうこうしていると波に揉まれるアオリイカ。
高くかざした左手がティップを曲げるロッドの
コントロールを徐々に失って行く。
そして波と一緒に足元の割れ目に
スーッとアオリイカの頭が吸い込まれて行く。

ヤバイ!

背伸びをしながら左手を更に高く上げ
吸い込まれて行くのを何とか回避。
少しラインを回収しながら足場を海面に近い
ポジションに移してアオリイカの
テンションを再び適度に確保。

だが足場を下げたためにギャフが柄まで海中に潜っている。


テンションを適度に確保し直す。
そして海中に潜った柄を回収し


ギャフを打つ。



おりゃ!

アッ(^_^;


それっ!

アッ(-_-;



足場が海面に近いと
長いギャフは打ち辛い。



そしてやっとのこと


グッ…


太軸のギャフのマイナス面か?


これまで使っていたギャフだと


グサッ!


とイカに刺さっていたギャフだけど

太軸のその感覚は


グッ…


気持ちよく刺さっていない感じ?

刺さりがイマイチスムーズじゃない?

こまいイカには・・・



でもどうにかこうにか
ギャフにブラ下がる
キロアップを持ち上げて



やったぞぉーーーっ!







うっしっし(^o^)/


久し振りのキロアップにしばし酔いしれて…


撮影を済ませて検量してみると

1250g

wataponさんの1300gには及ばなかった。








二日酔い&徹夜明けの疲れは

一瞬キロアップの喜びに忘れたが

直ぐにまた疲労感が大きくなってやってきた。

そしてようやく水分補給♪


ゴクッ!

ゴクッ!

ゴクッ!


これが


グビッ!

グビッ!

グビッ!


だったらさぞ幸せだろうとニヤケながら大きく深呼吸。


それからまた三人でキャストを続けるが
その後は誰の竿も曲がる事無く
天気予報通りに怪しい雲が広がり始め
風が強くなって来たところで納竿。


春の本格的なアオリイカの接岸に向けて
太い新兵器の入魂が
思った以上に早く完了した。


この調子で春の決戦に突入したいところだが…





どうなることやら…




SaltWaterLureFishing トップページ しん吉のメバル釣行記 トップページ
Home 釣行記TOP