2007年 4月 7日 (AM) | |||||||
■ J-孫 ■ テレビから聞こえて来る声と ごそごそしてる次男の気配で目が覚める。 ぷわぁ〜っ 「おふぁよ〜」 『おはよう♪』 昨夜のダブルパンチと 帰宅後のヤケ酒で 目覚めは良くない… そんな感じでボーッとしてると 次男が何かを喋った。 『お兄ちゃん釣りに行ったよ』 ??? 「 ・・・ 」 一瞬次男の言った意味が理解出来なかった。 (はぁ〜?) 寝ぼけた頭で次男の言葉を整理してみる。
その瞬間目が覚めた! なにぃ〜っ! あ、あ、あいつ… お、お、親父を… お、お、置いて… ひ、ひ、一人で… つ、つ、釣りに… マジかよぉ〜 信じられ〜ん! 確かに昨夜と言うか今日の未明に帰宅して 起きていた長男にPEがバックラッシュして 朝からの釣行はピ〜ンチと話はしたけど… まさか置いて行かれるとは… 彼にとっては自分でハンドルを握り 自分で選んだポイントへ行ける事に 自身初となるドキドキワクワクだったに違いない。 親父としては… 嬉しいような… 寂しいような… でもやっぱり… 信じられ〜ん! せめて一声掛けて欲しかったかも(-_-; 昨夜のダブルパンチに続く 目覚めのカウンターパンチ! かな〜り効いた(>_<) 早く一人前になれよと思いながら 少し遅いと感じていた親離れ?… 嬉しいような… 自分ではそうでないと思っていても まだまだ子離れしていないのか?… 寂しいような… そんな複雑な思いで朝食を済ませて 少しためらいながらもメールしてみる。 「釣れたか?」 1分が過ぎ… 3分が過ぎ… 5分が過ぎ… 返信が来ない… ま・さ・か 一人で爆釣してるとか? すると玄関の戸が開いた。 『ただいまぁ〜』 「お、お帰り…」 (おい、釣れたんか?) (どうなんか?) (おい・・・) イカを持って帰ってる様子もないし 自分の運転で初の単独釣行から帰った 照れた表情はうかがえるものの いい思いをしたデレデレのニヤケ顔でもない。 そして核心を突いてみる。 「釣れたんか?」 『うんにゃ〜』 『風が出て来たけぇ〜やめた』 「そ、そうか…」 (ホッ…) 内心ホッとする心の狭い親父だった。 なんせ一番身近なライバル?だから(^_^; すると急にヤル気が出て来た。 おっしゃぁ〜! 「行くぞ!」 「お前も行くか?」 『どこ行くん?』 「関門!」 『パス〜』 (ふふふっ…) (後で悔しがるなよ) そして友達と遊ぶと言う次男も残して一人関門へ。 到着したポイントはまずまずの人出。 アオリイカ狙いのエギンガーは見当たらないが 甲イカ狙いの常連さんらしき年配の方が数名。 後はチヌ狙いのウキ釣り師や 投げ釣りにファミリーフィッシング。 程よい間隔のウキ釣りの間に入らせてもらい 今シーズン初の関門のキロアップ目指して キャスト! キャスト! キャスト! ここでの熱くて暑いエギングが蘇る。 (もうすぐやな〜) 数キャストするうちに いい感じで潮が動き始めた。 釣れるならこのタイミングか! そう思い更に キャスト! キャスト! キャスト! 程よい潮にドリフトさせていると グンッ! キィタァーーーーーッ! アワセを入れると ズンッ! とティップが曲がる。 うはっ! 軽く マキマキ マキマキ ? 追いアワセを入れて ズンッ! ズンッ! ? しかし… 逆噴射で抵抗してくる気配が無い。 見上げたティップも曲がったまま。 あぁ〜あ マキマキ マキマキ すると… クルクル クルクル やられた(-_-; 大切なエスツーを抱いていたのは 悪名高き?ジェイソンだった。 でも今シーズンの初ジェイソン。 季節の到来を感じちょっと嬉しかったりも(^_^; それを見ていた常連さんが 『ハハッ、シリヤケか』 (うるせぇ〜よ) 「 ・・・ 」 『シリヤケが釣れればアオリも釣れ出すんやがな〜』 「そうですか〜?」 そしてサッサと撮影を済ませて 悪魔のローリング・スパート・インクを浴びないように そっとつま先で海へお帰り頂く。 ボッチャ〜ン! その後は何の反応も無く 約1時間キャストを続け 向かい風がキツくなって来たところで終了。 関門アオリの春はまだまだのようだ。 |
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