■ 早朝エギング ■
不覚にも日曜日に体調を崩して発熱。 月曜日に会社を休むと言う失態を犯し ようやく回復したと思われる週末。
FridayNightの出撃を見合わせて
土曜日の早朝出撃に照準を合わせた。
先週バックラッシュさせてしまった PEラインを新たに巻き換え準備万端。 今回もEmeraldasSenserの0.6号だ。
まだ外は暗闇の中、目覚まし時計の一撃で起床。 タックルを積込んで目的地へ向けてアクセル・オン!
道路沿いのノボリがイヤな感じで風に揺れる中 到着した目的地のポイントには先行者が一人。
歩き始めるとやはりイヤな風が吹き付けている。
まずは潮通しの良いポイントに立つ先行者に挨拶。
「おはようございま〜す」
「ここで釣らせてもらってもいいですか」
『どうぞどうぞ♪』
『それにしても思った以上に風がありますね』
「ほんとちょっと釣り辛そうですね」
「釣れましたか」
『いや〜まだですね』
などと二言三言言葉を交わしてキャスト開始。
東の空が徐々に明るさを増す中で
吹き抜ける風を受けながら辛抱のキャストを続ける。
暫くして日の出前のすっかり明るくなったポイントには 気が付くとエギンガーの姿が一人二人三人・・・ 春のモンスターを夢見てキャスト音が響いていた。
だがどのエギンガーのロッドも曲がる事無く やがて東の山から太陽が昇り始めた。
久し振りの日の出。
少し手を休めてその日の出に見入る。
(今日も釣れそうにないなぁ〜)
そしてロッドをデジカメに持ち替える。
癒される日の出に反してモチベーションを奪う風。
あぁ〜ヤダヤダ
気持ちは既に諦めのBo-zu気分。
キャストもシャクリもキレが無い。
納竿はもう時間の問題か…
あぁ〜ぁ
今日は何すっかなぁ〜
もう次の事を考えてしまう始末。
それでも綺麗な朝日を見ながら少し気を取り直して
キャスト!
キャスト!
キャスト!
しかし…
こんな朝っぱらから何してるんだろ〜
とか少し孤独を感じるがこれもまた良しとする。
そんな中でふと次男の顔が頭に浮かぶ。
(もう起きたかなぁ〜)
そういやぁ〜もう直ぐ爺ちゃんの誕生日。
今日は爺ちゃんの誕生祝いのドライブにでも行くか。
ドライブの途中でどこか良い場所でもあれば…
(やっぱ釣りだな。へへっ)
釣れないエギングなんかしている場合じゃない。
今日は日の出も拝んだし。
しゅう〜りょう〜!
まだ次男が目を覚ましてない事を願いつつ家路を急いだ。
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