2007年 9月17日 | |
■ 鬼ごっこ ■ 「ただいま・・・」 長男と二人でのエギングは不発で帰宅。 『釣れたぁ〜♪』 「いいや・・・」 『キャハハッ』 「 ・・・ 」 『釣り行こっ♪』 「 ・・・ 」 「ちょ、ちょっと待って…」 『あと何分?』 「 ・・・ 」 親父以上に釣りに行ってない次男も 魚の引き味が恋しくなってるらい。 「何釣るかぁ〜」 『アオリイカ!』 「この風じゃぁ〜お前にはムリじゃ」 『なんでぇ〜っ』 「 ・・・ 」 「ゲビにしょ〜か〜」 『ケビでもいいけど』 「よっしゃ!ほんなら準備じゃ!」 結局次男と二人でちょい投げに行く事になった。 到着したポイントは去年の夏二人でよく通ったポイント。 天気が良くないにもかかわらず太公望達が竿を出している。 (うひゃぁ〜釣り人多いなぁ〜) ポイントを変えようかとちょっと考えるが 何とか邪魔にならずに二人が入れそうな隙間を発見! 「さぁ!釣るぞぉーっ!」 親父はエギングタックルにショアジギタックル。 次男はいつものタックルにお気に入りのルアー&エギ。 タモと弁当とクーラーにバッカン。 いつものように過剰な装備でいざポイントへ。 二人とも逸る気持ちを抑えつつニコニコ笑顔で まずはちょい投げ仕掛けを組んでケビingスタート♪ 親父はキス狙い(^^) 次男の狙いは… 『キタッ・・・』 最初にヒットしたのは次男。 ロッドに伝わるピクピクした魚信。 さぁ〜本日の一匹目は… 少し緊張しながら海中へ消えるラインの先を 見つめる二人… すると直ぐに白っぽい魚影が見えて来た。 プッ ファーストヒットは小さなフグだった。 でも次男には"そんなの関係ねぇ〜♪" 久し振りの一匹に笑顔がこぼれる。 そして通り掛かった夫婦のギャラリーの前での セカンドヒットは小鯛。 その夫婦のお世辞を真に受けて自慢気にポーズ。 その後足元でアオリイカの姿を見つけた次男は 直ぐにエギにチェンジするが四苦八苦。 その間親父は本命のキスは姿を見せず小鯛ばかり。 出撃が遅かったのであっという間に12時を過ぎていた。 『お腹空いた〜』 第一ラウンドはフグと小鯛で終了。 さぁ昼飯食って第二ランドで挽回だ。 昼飯前から徐々に雲行きの怪しくなってきた空。 暫くすると ポツ・・・ ポツ・・・ 『お父さん雨…』 「おぅ大丈夫やろ」 少し不安だったがそんな素振りは見せずに釣り続行。 周りの餌師たちはの中にはカッパを着る姿が目立った。 (ヤバイかなぁ〜) 南の空に広がる濃い灰色の雨雲を気にしながら トラギスを混ぜながら小鯛を数匹追加。 その頃にはポツポツ落ちていた雨も止んでいた。 しかし相変わらず油断出来そうにない黒い空。 キャスト方向となる南の空の監視は続いていたのだが… ふと東の方へ目を向けると ヤバイ! 数百メートル先に迫る白い海面。 ヤラレタ! 東から雨がやって来るとは… 「車に戻るぞ!」 『 ・・・ 』 過剰な装備を後悔しながら撤収準備。 ポツ… ポツ… ボツ… 全ての荷物を手にして東の方へ目をやると 白い海面はもう数十メートルに迫っている。 「走れぇーっ!」 車へ向かって猛ダッシュする親子。 その騒ぎにこっちを振り向く数人の餌師。 うるさいなぁ〜と少し迷惑そうな表情。 しかし親子の後ろに迫った白い海面を見つけると 釣座に腰を降ろしたまま迷惑そうな表情から 一瞬にして驚きの表情へ変化し固まった様子。 (ふふっ!あんたら間に合わんよ) 更にダッシュして 車に到着寸前でザァーッ! 「走れぇーっ!」 次男を車に押し込み親父もようやく車内へ。 ふぅーっ! 何とか間に合った?かな(^_^; 車内からポイントを見渡すと 車に非難した餌師が放置した釣座が数箇所。 カッパを着込んだ餌師も慌てて身の回りの片付けをしている。 しかしまんまとヤラレタ。 まさか東から… 移動も考えながら暫く車内で待機していると 割と短時間で雨は止んだ。 「もうちょいやろうか〜」 『うん♪』 でも空はまた今にも降り出しそうな雲行き。 用心しながら今度は車の近くで 最低限の装備で釣り再開。 流れは程よく期待出来そうな潮。 だが気持ち半分で見上げる空。 待機していた餌師も釣座へ戻っている。 さぁ本命のキスよ来い! 横で釣る次男の様子を気にしていると ヤバッ! 今度は正面からだ! しかも白い海面は直ぐそこ。 「おい!戻るぞ!」 『 ・・・ 』 だが今回は車に近かったにも係わらず ダッシュを始めたとたんにバラバラバラッ! ザザザァーーーッ! さっきよりも少し濡れ車へ非難。 「もぅ帰ろうかぁ〜」 『うん・・・』 雨との鬼ごっこ。 釣果には恵まれなかったが 雨に追われるあのダッシュ! 緊張感があって少し楽しかったかも(^_^; |
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