2008年 5月31日 | |
■ 関門激流キャンプ ■ さぁいよいよ5月も終わり。 どげんかせんにゃいけん。 で ratchさんが好釣果をあげたポイントへオールナイト覚悟で出撃。 その関門激流キャンプへ参加する兵を募集したが… ハハッ 参加者はしん吉のみ(^_^; 本州と九州の両岸を見ながら暗いポイントに立ち精神統一。 今夜こそは… 単独での激流キャンプ。 珍しく全くの無風だった。 何だか良い予感(^^) ポイントのほぼ中央に釣座を構えタックルの準備にかかる。 自分のスタイルに合わなかったGOCPS-862MHを手放して 懲りずに次に手に入れたGOCPS-862Mでの初釣行。 もちろんGOCSP-862MもUSEDである(^_^; 気を込めてロッドを継ぎ 気を込めてリールをセット。 そして軽く素振り。 ワクワク(^^) ヘッドライトを点灯してラインをセット。 特攻用の4号デフレを全て戦没させてしまい まず選んだのはエスツーの3.5D。 関門の激流がブチ当りゴォーゴォーッと 音を立てながら流れる足元。 3.5Dで不安が無いと言えば嘘になる。 暗闇の中で荒れ狂う激流を対岸から届く光と 白く泡立つ波で流れを読みキャストポイントを選定する。 流れがそこそこ緩いとある程度均等に流れる潮だが 激流となるとあちこちに反転流が現れては消えを繰返す。 その反転流が激流攻略のポイントでないかと… よっしゃ、アソコじゃ! 気合を入れたファーストキャスト! あれっ!? 思っていた以上に軟らかいGOCPS-862M。 リリースポイントが合わずにショートキャスト。 見事にエギは激流に飲まれスプールから勢い良く ラインがどんどんと出て行く。 ダメだこりゃ。 直ぐにエギをピックアップしてやり直し。 慎重に狙いを定めてビシッ! シュルルルルーーー 今度はまずまず(^_^; しかし予想通りMHと比べると飛距離は落ちる。 まぁ技量不足の影響の方が大きいとは思けど。 狙ったのは大き目の反転流の向こう。 フリーフォールで送り込みながら テンションを掛けるタイミングを計る。 早過ぎると浮き過ぎるし 遅過ぎると根掛りしてしまう。 1,2,3・・・・・・・ そしてベールを戻すと一気にラインは張り ティップが引き込まれる。 グッグーーー そのテンションで流れの強さを確認し 再度ベールを開いてサミングしながら 浮き過ぎない用にゆっくりと更に送り込む。 そして… エスツーが戦闘体勢に入った。 力を込めてジャーク! 間髪入れずにもういっちょジャーク! 潮の流れを受けるエギ それにより絞り込まれるティップ。 軟らかい。 GOCPS-862M。 今更だがこの激流では GOCPS-862MHの方が適してるかも。 激流でのジャーク。 ラインスラッグが溜まる余裕はそうない。 最初のフォールと数回のジャークの間に 既にエギはかなり潮下へ流されている。 最後までシャクってもいいのだが その時エギはかなり浮いてるので 気を付けないと水面下から 顔面目掛けてエギが一気に飛んで来る。 だからいつもより早目にエギを回収だ。 そんな激流に 不思議だけど 居るんだね〜 恐るべし。 アオリイカ。 すると数投目に待望のドンッ! 決まった! ふふっ♪ どんなもんじゃ〜〜〜い! と思ったら? ラクラクとランディング。 その姿は… 長〜〜〜い8本。 キモッ(>_<) 正体はテナガダコ。 シリヤケがジェイソンなら テナガはフレディーか?(^^) そんなフレディーとは言え エスツーのレンジが狙い通りとみて 次こそはとキャスト!キャスト!キャスト! 刻一刻と変化する流れ。 上層、中層、下層で強弱のある潮。 近付いたり離れたりする反転流。 キャストの度にポイントを変える。 そして変化が訪れた。 それまでゴォーッと唸っていた激流が 若干小さくなってきた様な… すると僅かに潮の流れが緩くなり 反転流の様子も変わって来た。 この変化が見逃せない。 短い時合が到来するかも。 キャスト後のフリーフォール。 そして途中からサミングしながら 送り込むフォール。 ジャークするエギのウェイトで潮を感じ ジャークの回数とフォールを調整。 そして待つ。 激流の中のアオリイカからのコンタクトを。 ガツガツッ! ボトムの藻をヒットさせながら キャストを繰り返して 待つ。 激流の中のアオリイカがエギを見付けるのを。 ジャーク、ジャーク、フォール。 更に待つ。 激流の中のアオリイカがエギを抱くのを。 そして ついに 待望の ドンッ! 激流の中のアオリイカがエスツーを抱いた。 潮の流れに乗り発射する逆噴射。 ギュ!ギュィーーーーーン! 潮に乗り長く感じるそのストローク。 ギュ!ギュィーーーーーン! 潮に乗りトルクのあるそのストローク。 やった! ようやく(^_^; キロアップ? いやダブル? もしかしてトリプル? 一気に高まる緊張。 心拍数の上昇に合わせて アドレナリンが関門の激流の様に 放出を開始。たぶん(^^) さぁ来い! ? ? ? 出ろ! 出ろ! おい! 出ろ! しかし 聞こえない ジッ ジッ ジッ ジィーーーーーッ と 悲鳴を上げる ドラグの音が。 出ろ! 出てくれ! 鳴ってくれ〜! ドラグを鳴らして ラインが出るのを 祈ってみるのだが… 出ない? 何で? そして 一瞬醒めた そして 恐らく止まった 心拍数の上昇と アドレナリンの放出 ふぅ〜〜〜 出らんのか〜(-_-) それでも潮の流れに乗った 長いストロークの逆噴射は続いていた。 出るのは諦めたが手応えは十分。 慎重に寄せながらギャフの準備。 ようやく足元へと寄せるが 潮にもまれ狙いが上手く定まらず ヒヤヒヤしながらギャフを打つこと数回。 ブスッ! やっと決着が付いた。 ランディングしてアオリイカとご対面。 やった! サイズはどうあれとりあえず嬉しい一杯。 今思えば最後に根掛かりした時に ドラグをキチキチに締めていたのだ。 ちぇっ ドラグを普通に調整していれば ドラグの音でもっともっと スリリングを楽しみながら 官能する事が出来たのにな〜 悔やまれる(^^) とはいえ久し振りのアオリイカとのファイトで 呼吸は乱れ微妙に体が震えていた。 心地良い。 もっともっと全身で震えたいのだが… そのサイズには及ばない。 そして呼吸が整わないまま検量してみる。 ビヨ〜ン! ビヨ〜ン! ビヨ〜ン! 呼吸の乱れのせいか震えて力が入ってないのか なかなか安定しないバネ量り。 そして揺れが収まり指した目盛りは 1kg またしても キ・ロ・ピ・タ そのキロピタはGOCPS-862Mで初のアオリイカとなった。 USEDだがしん吉の入魂完了♪ これまためでたい(^^) 更にサイズアップを期待してキャスト再開。 しかし時間とともに 潮は徐々に緩くなり 激流パターンは息を潜めた。 それまで無風だったポイントには 冷たい風が吹き始め体の動きを鈍くする。 すると… ふと独りぼっちが寂しくなり… オールナイトで挑んだ激流キャンプだが 一杯獲った安心感からか とっととキャンプを切上げポイントを後にした。 そしていつものポイントでmocciさんと合流。 明日の遠征を控えたGOちゃんも一緒だ。 独りぼっちだった寂しさから開放されダベリング。 その後釣果は無かったが 帰りのアクセルは軽かった。 しかし4月20日以来のキロアオリ。 長かった。 本当に長かった。 これで弾みをつけたいのだがどうなる事やら。 関門激流キャンプ。 もう一度挑戦… してみようかな(^_^; |
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