めばるin関門 関門海峡でのメバリング エギング 山口県下関市周辺でのメバル釣行記
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2004年5月22日  0:00〜17:00
■19時間耐久ランガン■

今年の春アオリをゲット出来ていない長男にも
何とか1杯釣らせたいという願いを込め
秋アオリで実績の有るポイント中心の春アオリ開拓を兼ねて
長門方面より始め南下するランガン釣行を計画。
 
午前0時。秋オアリで楽しませてもらったポイントからスタート。
暗闇のポイント目掛けてキャストを繰り返すが
海草がかなり元気に育っているらしく根掛かり連発!
おまけに西の風に悩まされ思うようにいかない。
そんな様子を横目に長男は灯かりの下でメバリング。
キーパーサイズは出ないものの数釣りで楽しんでいる。
午前3時。エギを2本ロストしたところで最初のポイントを撤収。
次のポイント目指し移動を開始。長男は仮眠に入る。
 
途中数箇所を見てまわるがエギンガーはちらほら。
釣れている様子は見受けられなかった。
2番目のポイントは長門方面ではお気に入りの場所。
仮眠中の長男に声を掛けるが完全に熟睡中で反応無し。
そんな長男を車に残しポイントに立つがここも風!
さっきよりもその勢いを増している。
チキショー!せっかくここまで来たのに。
出来るだけ風を背中に受ける立ち位置でキャスト開始。
しかし全くテンションは上がらず戦意喪失状態。
暫くして一旦車へ戻り1人で作戦会議。
先週ダイコロさんと釣行したポイントへ朝マズメ目指して移動か?
ここでもう少し風の様子を見て朝マズメを迎えるか?
そんな時、ダイコロさんより携帯に連絡が入る。
ダイコロさんはメバリングで20UP連発とのこと。
こちらの状況を伝えると移動を勧められたが決断出来ない。
そうこうしていると真っ黒い空が色を変え始めた。
おっしゃぁ〜っ!キロアップゲットじゃ〜!
と自分に言い聞かせ結局移動する事無くキャスト再開。
夜明けまでもう少し。今に見てろよー。と
ムキになってシャクっているとズンッ!
おっしゃぁ〜!来たでぇ〜っ!と思わずニヤケルが
ちょっと手応えが軽い…
上がって来たのは200gのミニサイズ。
1杯目なのでとりあえずキープ。



車に置いてきたクーラーを取りに戻り寝ている長男を
起こそうとするが「眠いーっ!」と言って背中を向けられる。
ゲッ!ここまで来てなんじゃそりゃ…
「起きれーっ!」と大声を出すがその背中に反応は無い。
クッ… 起きればいいのにと思いながら車をあとにする。
さぁ〜次こそはキロアップじゃぁ〜とキャスト再開。
夜が完全に明けて暫くすると目を擦りながら長男が現れる。
よしよしと何故か笑みがこぼれる。
あれほど吹いていた風も夜明けとともにピタリと止んでいる。
長男がタックルの準備を済ませキャストを開始した頃
2段シャクリからフォール中のラインが僅かに引っ張られる。

軽く聞く感じでロッドを立てるとズンッ!おっしゃ〜
2杯目がヒット。
さっきの200gサイズとは違いグイッグイッ!
と逆噴射が伝わって来る。
ヘヘヘッ!やったぜと思っていると寄せてきたアオリを見て
長男が「お父さん、触手1本しか掛かってないよ」
なんのなんの今日は爆釣の予感(期待)にそんな事はおかまいなしで
ルンルン気分で抜き上げようとすると、ボシャッ!…
「何でギャフ使わんの?」
「触手1本じゃ無理やろ−っ」
と言う長男に返す言葉は無い…
ドンマイドンマイでキャストを再開するが実は凄く悔しい!
そうこうしているとまたフォール中のラインに異変が。
さっきは早く合せすぎたので今度は少し送る様な感じで少しタメたのち
ドキドキしながらロッドを立てると予想通りズシッ!
エギングを始めて約1年。初めてアタリが取れた。嬉しっ(笑)
グイッ!グイッ!と心地よい逆噴射を楽しみながら寄せてくると
今度はガッチリとエギを抱き抱えている。
しかし慎重に練習を兼ねてギャフを打って無事回収。
470gの2杯目をゲット。



さっきのはこれよりデカかったよなぁ〜
とやはり逃がした獲物は大きく感じてしまうが実際は分からない。
改めて悔しさが増してくる。
いよいよ時合到来か!この調子でキロアップじゃ〜っ!と
気合十分。やる気満々となって来たところで
長男が少し悲痛な声で一言、「ウンコ」!?
ハァ〜ッ!うっそぉーっ…これからって時に…
でも仕方ない。
少し顔色が青ざめかけている長男に
「まだ少し我慢出来るか?」と確認し
キャスト続行を諦め撤収。車で公衆便所へと急ぐ…
無事用を済ませてホッとした様子の長男を見て一安心。
さて次ぎのポイントは何処にしようかと考えていると
カーナビのTVで釣り番組が始まった。
しかも運良く今回のテーマはエギングだ。
この番組を見た事でこの後長男は春アオリのボーズ地獄から
見事抜け出す事になる。
ウンコでまさしくウンがついたのだ(笑)
この事を後でダイコロさんにメールするとやはり
「ウンコでウンがついたのね。糞っ!」
と駄洒落をカマされる。
さてそのボーズ地獄脱出のきっかけとなったのは
番組でアングラーが紹介していたショートジャーク。
それを見た長男は何かを感じたのだろう。
番組を見終えて3番目のポイント目掛けて移動。
ポイントには既にエギンガーが等間隔に3名並んでいる。
そこから少し離れた場所でキャスト開始。
すると数キャスト目に長男が「来たぁ〜っ」と声を上げる。
ロッドはしなり逆噴射の様子が見て取れる。
ギャフを準備して駆け寄るとまあまあのサイズ。
少し慣れて来たギャフ打ちも上手く行き無事キャッチ。
長男の今年の春アオリ第一号は、530gとまずまず。



ショートジャークがすっかり気に入った様子だ。
その後も一旦は掛けるが惜しくもバラシ。
上がって来たエギのカンナには触手の大きな吸盤だけが残っていた。
ん〜っ、残念!
暫くしてこっちに3杯目がヒットするが320gと小ぶり。



その後続かずポイント移動を繰り返す。
1ヶ所、2ヶ所、3ヶ所、4ヶ所…
西風を受ける山陰線のポイントは何処もイマイチ。
そしてたどり着いた?ヶ所目のポイント。
餌釣師2名の間に入りキャスト開始。
餌釣師の放つ撒き餌には無数の木っ端グロ他餌取りが乱舞している。
それを見た長男はエギ王Qのアジカラーをチョイス。
その一投目、覚えたてのショートジャークに見事ヒット。
「マッチ・ザ・ベイト!」
と喜んでいる姿を見ると親父も嬉しい。



長男の2杯目は、これまた370gと小ぶりではあるが
それ以上に納得の1杯だったに違いない。
その後こっちは450gの4杯目を追加。



長男はコロッケサイズをヒットするが大きくなれよぉ〜とリリース。
さらにポイント移動を重ね夕マズメのキロアップを目指すが
相変わらず吹き続ける西風と、少々疲れの見え始めた長男を見て
17:00納竿。
移動、休憩、ポイント探しを含めて19時間に及ぶ釣行はようやく終了。
釣果はイマイチでしたが春アオリと新しいアクションを手に入れた
長男に自己満足な親バカ。
そして好きな事を1日中する事が出来た事に感謝!
小さな幸せを感じた1日でした。




(おまけ)奇跡の奪還!

今回の釣行で先週ダイコロさんと一緒に行ったポイントにも
立ち寄ったのですが、
そこで偶然と言うべきか奇跡のような出来事が…


先週のダイコロさんとのエギング中、買ったばかりの
エギ王QのNewColorをセットしてエイヤッ!とキャスト…
その瞬間、バシッ!と嫌な音とともに買ったばかりエギはブッ飛ぶ!
起こしたはずのベールが戻っていて見事にフックの結び目からブッツリ。
海に向かって帰ってくる事のない一人旅へ…
のはずが…
100%間違いないであろうそのエギが今回…


先週と全く同じ立ち位置でキャストを繰り返していた。
時折、カンナに海草を付けて上がってくるエギ。
そしてまた海草を引っ掛けたかぁ〜と思いつつ巻いていると
視界に入ってきたエギのカンナに引っ掛かっているのは海草ではない。
!?… エギ?
一気に抜き上げてみると何とカンナに引っ掛かっているのは
エギ王Q!
何とサイズも色も先週ロストしたものと同一。
そしてアイに付いているスナップも僕が使っているものと同じ。
しかもそのスナップにはラインは付いていない。
エギの状態は過去にアオリが食いついた様子もなく
胴体もシンカーも綺麗で新品同様。

間違いない!
これは先週ロストしたエギ王Qだ!
奇跡のような出来事に運を使い果たしたのか
左右ではキロサイズが上がっているのに僕には反応無し。
長男に「おいおいっ…」と奇跡の出来事を伝えるが
疲れきっている様子で反応が鈍い。
こんな事もあるんだなぁ〜と感動しながらも
それよりも今の僕にはキロアップの方が嬉しいのに…
と一人心の中でつぶやきながらまわりの目を気にしつつ
エギの記念撮影を済ませた




結果は、
  しん吉 長男
1 200g 530g
2 バラシ 370g
3 470g コロッケ
4 320g -
5 450g -
1,440g 900g

数: しん吉
max重量: 長男
総重量: しん吉







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