めばるin関門 関門海峡でのメバリング エギング 山口県下関市周辺でのメバル釣行記
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めばるin関門 関門海峡でのメバリング エギング 山口県下関市周辺でのメバル釣行記

2005年 4月24日   4:00〜15:00
■ キロアップ ■


15時間に及ぶ釣行の疲れと○ボのやけ酒で早めに寝たせいか?
はたまた
リベンジを誓う不屈のエギンガー精神がそうさせたのか?

エギンガーしん吉の体内時計が起床を告げる。

携帯電話に手を伸ばし時刻を確認するとAM 3:15。
まだ起きるにはちょいと早いかなぁ〜
ぷぅゎぁ〜っ………

するとメール着信のマークに気付く。
あくびをしながら受信ホルダーを開くと受信メールは2通。
どちらも昨夜ダイコロさんから送られて来たメールだった。
(ダイコロさんは昨日から下関に一泊で遠征中なのだ。)

まず1通目のメールを開いてみる。
題名は無し。
そして本文は1行だけ
『キロアップゲット!!』
おっ!
ナイトエギングしたんだぁ〜。
いいなぁ〜
次に2通目のメールを開いてみる。
これも題名はなしで本文が1行
『1.5キロアップゲット!』
!?
げぇ〜っ!
布団から飛び起き一気に目が覚めた。
連発じゃんかぁ〜

後で聞いた話によると夕食とお風呂を済ませて就寝前の
5投目でまず1杯目。
気を良くして2杯目。
そらからタコとヤリイカをゲットして約1時間の釣行で
十分満足して納竿したとのこと。

満月の夜。
どうしようかと迷った挙句にサボったナイトエギング。
やけ酒の誘惑に負けてしまったのだった。
行けばよかったぁ〜(>_<)

くっそぉ〜
なんでやねん、ねんでやねんと悔やみながら
慌ててズボンをはき緊急出撃体制に…
我ながら感心するそのスピードであっという間に準備完了!

キロアップ、キロアップ、キロアップ…

頭の中を埋め尽くす「キ・ロ・ア・ッ・プ」の文字。
一分一秒を惜しみながら車に飛び乗りエンジンスタート!
車中より今朝同行の約束をしていたmocciさんに出撃を告げる。
だが時間的にはちょっとフライング気味だったりする(笑)
(金曜日のテロと比べればカワイイもんです。)

そしていち早くポイント近くに着きダイコロさんに到着を
知らせるメールを送ると『後から行きま〜す』との返信。

西の空に大きく傾いている満月の月明かりの中を足早?
いや小走りでに近いスピードでポイントを目指す。

頭の中はやはり「キ・ロ・ア・ッ・プ」。

ここかぁ〜、ダイコロさんの連発ポイント。
そして期待を込めた一投目。
祈る思いでエギをフォールさせる。
誰も居ない静かな海。
そして期待と緊張感で時間が止まったかのようにも思える。
少し間を取ったステイから願いを込めてシャクる。
そしてフォール。
抱いてくれ!

そして2回目のシャクリに入ったところで
ググッ!
とロッドに伝わる抵抗感。
おおっ!
緊張状態はピークへ向かい心拍数は急上昇。
おりゃ、おりゃぁ〜っ!
と追い合わせを入れて確実なフッキングを試みる。
そしてラインテンションを確認しながらリールを巻く。
ジェット噴射は伝わって来ないがかなりの重量感。

「キ・ロ・ア・ッ・プ」

その言葉が大きな文字となり頭の中に現れた。
ギャフ、ギャフが必要だ!
リールを巻く手を休めギャフに手を延ばし足元へ。
おっしゃ準備OK!
さぁ来い!
相変わらず逆噴射を感じない事に疑問を抱く事無く
その重量感に浸りながらリールを巻き続ける。
どんぐらいのサイズやろ?
ようやく足元まで寄せて来たところでギャフ打ち体制に入る。
西に大きく傾いた満月を背中に受ける足元の海は真っ暗。
そしてヘッドライトのスイッチをオンにしようと…
カチ、カチ、カチカチ?カチッ!カチッ!カチカチカチカチ!
焦るが点かない。タラ〜ッ(汗)
仕方ないライト無しでの打ち込みじゃぁ〜っ。

ラインテンションを保ったまま暗い海に目掛けてギャフを
スーッと伸ばして行く。
そして目を凝らしながら暗い海を見つめて獲物を探す。
え〜っと、イカはどこじゃぁ〜?
そしてようやく異変に気付く。
テンションを保ったラインの先から何にも感じるものが無い。
はぁっ?
ロッドを上下に振ってみる。
バシャバシャ。
あっ!…

藻(汗)

ガ〜ン!

キロアップの麻酔にかかりとんだ勘違い。
誰にも見られてなくて良かったぁ〜っ…
と思いながらバカな自分に苦笑い(^^)
そして点かなかったヘッドライトを確認すると
な、な、ない…
電池が…(大汗)

それから大きく深呼吸をして乱れた息を整えながら心で呟く。
絶対に居る。
必ず…

そして気合を入れ直しての二投目。
一投目とは少しポジションを変えてみる。
シュルルルル〜〜〜〜〜
ボチャッ
1.2.3.4.5.6.7.8.〜〜〜
ビシッビシィーッ!
右腕に全神経を集中させシャクりながら
エギを跳ね上げるティップの動きを感じ取る。
おっしゃ決まった!
いい感じの2段シャクリだ。
少しのカウントダウンから着底前に
ビシッビシィーッ!
リズムを崩さないようにシャクる。
そして3セット目の2段の後僅かなステイから
ジャークをかましてみる。
ビシッビシッビシッビシッ!
頭の中にはエギがダートする姿が鮮明に浮かび上がる。
さっとラインスラッグを程よく回収し静かにフォール。

ググッ!グィン、グィン。

おっしゃ…

1.2.3 せ〜の〜
ドンッ!

ギュィーーーン!
ギュィーーーン!

ガハハッ!
ゲッツ!

ギュィーーーン!
ギュィーーーン!

暗いポイントで右腕に伝わる明快な逆噴射。
さっきほどの緊張感は無く心拍数も落ち着いている。
しかしさっきとは違い体中を稲妻が駆け抜ける!
エギングの醍醐味を感じる瞬間だ!

この一瞬の快感を求めてエギンガーしん吉は
エギをシャクリ続けることが出来るのだ。

ギュィーーーン!
ギュィーーーン!

カーッ!
たまんねぇ〜

暗い海でのギャフ打ちは3発目で無事フッキング。
ナイスバディーのメスのアオリイカは1100g。
2005'のキロアップ達成である。(^o^)V





そこへmocciさんが到着。
興奮冷め止まぬ状況を告げ二人でキャスト開始。
東の空が明るさを増して辺りが見渡せる様になって来た頃
ダイコロさんとwataponさんが到着。
そして4人並んでキャストを開始してまもなく
mocciさんのロッドが曲がる。
『アオリじゃなぁ〜い!(>_<)』
と言って抜きあげたのはレギュラーサイズの甲イカだった。

そして朝焼けが空を染め始めた頃、ダイコロさんが叫ぶ。
『来たぁ〜っ!』
天に向かって振り上げられたロッドは綺麗な弧を描き
アオリイカの逆噴射に合わせてグィングィンと動いている。
程なくして難なく取り上げられたのは880gのメスだった。





AM 7:00

その後誰のロッドも曲がる事は無く
mocciさんとwataponさんはタイムアップで納竿。
wataponは3連○と少し落ち込み気味。
まぁこんな事もあるんです。だから面白い。
wataponめげずに頑張れよぉ〜っ!

それ以降ダイコロさんと二人でシャクリ続けるが状況は好転しない。

昼前に一旦帰宅して次男を引き連れて再びダイコロさんの元へ。
途中で昼食のほっかほっか弁当を仕入れて
(今日のメニューはチキン南蛮弁当です。)
帰って来るがその間に追加は出なかった様子。
しかしダイコロさんの横でシャクってた
モンコリの兄さんがキロアップをゲットしたようだ。

 ※そこの奥さん、モッコリの兄さんじゃないでから〜(汗)
 (モンコリとはあるメーカーのエギングロッドの通称です。)

昼食の弁当を気にしながらシャクリ続けるダイコロさんの
ロッドにかすかな異変が、そしてドラグが鳴る…
が、次の瞬間テンションが抜けてしまった…
横抱きで走られたのか…
声を出して残念がるダイコロさん。

そしてようやく腰を降ろして箸を手にする。
弁当をほおばりながらこの二日間の遠征の話で盛り上がっていると
モッコリの兄さん?…そうじゃなくてぇ〜
モンコリの兄さんのロッドが曲がっている。

タモ入れも綺麗に決まり良型のアオリが目の前に横たわる。
さっきダイコロさんがバラしたヤツか?…
またしてもメスだ。

『オスが居るかも…』

ダイコロさんはそう言うと食べかけの箸をロッドに持ち替え
直ぐにキャスト再開!

すっきゃねぇ〜(汗)

しかしまた沈黙を守る海…
昼食を終えたダイコロさんはタイムアップをむかえて納竿。
トータル4kg超えの釣果に満足しながら下関を後にした。

ダイコロさんが帰った後数回キャストするが状況はイマイチ。
おまけに次男の連発する「お父さぁ〜ん!」に振り回される。

それから暫くはモンコリの兄さんとダベリングタイム。
エギングテクニックのヒントを頂いたり…
めばるやアオリイカの情報交換をしたり…

久し振りに充実した情報交換のひと時を過ごす。

そして調子こいてエギをキャストしていた次男の
アルテグラ1000SDHがバックラッシュしたところで納竿。

モンコリのお兄さんにまた会いましょうと別れを告げて
二日の釣行で少し重くなった体を引きずりながら帰路に着く。




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