めばるin関門 関門海峡でのメバリング エギング 山口県下関市周辺でのメバル釣行記
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2006年10月21日


■ サワラ/飛んだ/臭っ ■






昨夜のエギングから帰宅してごそごそしてると
時計はもう4時。

さぁ、早朝ゲームだ!

そんな時間帯ではあったが今はとても…

そして冷蔵庫から出したぐびなまを

ブシュッ!

ゴクゴクゴクッ。

ホロ苦い(>_<)

1本空けたところでバタッ zzz..

騒がしい次男に睡眠の邪魔をされ目が開いたのが7時。

眠っ!

ぷぅゎ〜っ

うぅーーーっ

あくびをしながら背伸びをしていると

『おはよう〜♪』

『お父さん、今日は釣りいく♪』.

と次男の笑顔が近付く。

窓の外には気持ち良さそうな青空が広がっている。

行きたいけど…
どうしようかなぁ〜

「ごめん。お父さん今日は用事があるんよ。」

『ふ〜ん。じゃぁ友達と遊ぶね♪』

『また釣りに行こうね♪』

「おう!」

暫くして手術を控えたしん吉号に乗り込み
ひみつ基地へ。
そして朝から釣り以外の趣味に
手を汚し汗を流しながら没頭。
予定していた昼を過ぎ
昼食をとる間も惜しんでアセアセアセ。

そこへグレリンさんからメールが届く。

『家族サービスが済んだら出撃しま〜す』

「しん吉もコレが済んだら出撃しま〜す」



ようやく一段落着いた時には15時を過ぎていた。

するとタイミング良くグレリンさんからメールが…

『サゴシ釣れてますよ〜』

なぬっ!

急がねば…

「もう少ししたら行きま〜す」

ダッシュで帰宅して駐車場に車を止めると
近所の子供たちと遊ぶ次男に小走りで声を掛ける。

「釣りに行くぞ!」

『釣り行くん♪』

『みんな僕釣りに行って来るね』

そうみんなに声を掛けると駆け足でついて来た。

アキュラ
センシライト
X-Wireを巻いたスプール
メタルジグ
そして大型クーラー

準備OK!

『エギ持って行かんの?』

「おう」

『何ん釣るん?』

「サゴシ」

『 ・・・ 』

そして術後のしん吉号に乗り込みポイントへ急ぐ。



勢い余って場所を間違える。

直ぐに携帯で

「グレリンさんど〜こ〜」

すると目と鼻の先(^_^;

車を止める場所を教えてもらってUターン。

飲まず食わずの軽い胃袋。
だが緊張感を無くし皮下脂肪で重い腹。
その醜い腹を揺らしながら

走る!

走る!

走る!

ユッサ

ユッサ

ユッサ

息を荒立ててグレリンさんと合流。
見ると足元には3本のサゴシ。
それまでに10本近くリリースしたそうだが
しん吉のさっきの電話からキープしてくれていた。

『どうぞ〜』

とグレリンさんに勧められクーラーの中へ。
早速タックルの準備をしていると
またもグレリンさんにヒット!
常連さんらしき年配の方を含め数名がメタルジグを
キャストしていたがどうやらグレリンさんの独壇場らしい。

『さっきからあの兄ちゃんばっかり釣りよる』

自転車にまだがった年配のギャラリーがそう教えてくれた。

次男には3gのメタルジグをセットして
足場のいいポイントでキャストを始めさせる。
そしてしん吉は以前こんな日も何時かは来るだろうと
仕入れていた18g150円のメタルジグをセット。
グレリンさんの横に並んでキャスト開始。
するともうグレリンさんのロッドが曲がっている。

スゲェ〜!

と見つめる視線はしん吉だけではなく辺り全員。

『またあの兄ちゃんか・・・』

『メタルジグがどっか違うんか・・・』

他の釣り人からそんな言葉が漏れている。

そこで

「この人は仕事もせずに釣りばかりしてますから〜」

と一言口にしてみんなを安心させる(^_^;

そんなみんなの視線を浴びながら
足元でのファイトに勝利して抜き上げる。

『これもど〜ぞ〜♪』





さぁ次は俺の番だと気合を入れてメタルジグを撃ち込む。
小イワシの接岸で所々黒く見える海。
その中で時折り

バシャッ!

ガバッ!

とサゴシが飛沫をあげている。

もうテンションは上がりっぱなし。

さぁ来い。

さぁ…

さぁ…

すると


ガツンッ!


おぉぉぉぉぉーーーーーっ!


だがバイトのみ。

それでも顔は緩んだまま。

更にテンションアップでメタルジグを撃ち込む。

早巻きしながら

ジャーク

ジャーク

すると…

抜けた…

ラインテンションが。


ヤラレタ!


サゴシにリーダーをバッサリと。

どんまい、どんまい。

安ジグはまだまだ有る。

気を落とす事無く次のジグを撃ち込む。

ジャーク

ジャーク

ジャーク

早巻き

早巻き

早巻き

ジャーク

ジャーク

ジャーク

アキュラのティップじゃ弱いかな?
と思っていると

ガァガガガガガッツーーーーーン!

アキュラのティップが撓る。

ドドドドッバァーーー!

アドレナリン大放出!

キタァァァーーーッ!

グリッ!

グリッ!

グリッ!

ダブルハンドルのツマミが心細い。

そして十分にファイトを楽しんで
一気にブリ上げるがここでもやっぱり
アキュラじゃね〜と用心しながら無事ゲット!





昨年偶然にヒットしたサゴシに続いて人生2本目。
魚種的にはイマイチだがやっぱり嬉しい。

サゴシの臭いを嗅がない様に息を殺して

ナイフをブスッ!

もひとつブスッ!

流れ落ちる血を気を付けながらクーラーへ。

その後メタルジグを数本サゴシに持って行かれながらも
一人ロッドを曲げサゴシのファイトを楽しむグレリンさん。
そのグレリンさんに異変が起きた。

うひゃぁ〜っ!


とんでもないものがヒットしたのだ。

いや

正確には
飛んでるヤツがヒットしたのだ(^_^;


水面を黒くするイワシの群れに集まるのはサゴシだけでなかった。
空からはカモメの群れが飛来していたのだ。

運が悪いそのうちの一羽にビンゴ!

そして着水したカモメは再度飛び立とうとするのだが
その姿が痛々しい。
困り果てるグレリンさん。

そして運の悪いカモメの救助作戦が始まった。
グレリンさんがある程度まで寄せたところで
ロッドをバトンタッチして受け取る。
そしてタックルケースからハサミを取り出し
グレリンさんは波打ち際へ。
そして少し高い立ち位置から最後の寄せに入るしん吉。
ロッドから伝わるカモメの引きは…
何とも言いようの無い感じの引き。

グゥオン

グィオン

気付くと好き勝手に散らばってイワシを追いかけていたカモメ達は
運の悪いカモメの上空に集結して事の成り行きを見守っている。
そして運の悪いカモメと一緒に上空を舞うカモメの群れも近付いて来る。

上空のカモメ達に僕たちが襲われるかも。
そんな恐怖を感じる様な雰囲気になっている。
そんな中ようやくグレリンさんの手がラインを掴んだ。
そして運の悪いカモメを引き寄せる。
足元へ引き上げると予想もしないクチバシ攻撃が始まった。

痛っ!

イタァァァァーーーーー!

耐えるグレリンさん。

『首を掴め〜』

と様子を気にしていた誰かが叫ぶ。
だが足元から上に向かってクチバシを突き上げてくるカモメに対して
とても難しい行為に思えた。
でもグレリンさんは冷静だった。

良く見ると足先からぶら下がっているメタルジグ。
運の悪いカモメだが運よくフッキングは免れた様だ。
そしてぶら下がるメタルジグをハサミでプツン。
すると足に絡まっていたラインはスルッと外れた。

ようやく自由の身となったカモメは勢い良く舞い上がり
上空で心配していた群れにおかまいなく
低空で一目散に翼を休める事無く飛んでいった。

ふぅーーーっ

一安心。

あっ!

忘れてた

特ダネの写真撮るのを…(^_^;


そしてキャスト再開。

エギングまがいのジャークに好反応を示すサゴシ。
連発するバイトにバラシも混ぜながらも
自分なりいいペースで数本を追加。

日没が気になりだした頃
一人で帰り支度を始める次男。

『お父さん、もう帰ろう。』

「ちょ、ちょっと待って」

「もう1本・・・」

欲深い親父は次で最後と悪あがき。

『ねぇ〜、帰ろう。』

「おぉ・・・」

と返事しながら振り返る事無くキャスト。

(お願い!もう1本・・・)

『まぁ〜だぁ〜』

( ・・・ )

巻き

巻き

ジャーク

ジャーク

巻き

ま?

き?

ま?

き?

まぁ?

きぃ?

まぁぁぁ・・・

あれぇ?

切られてるしぃ〜

サゴシに早く帰れと言われんばかりに
リーダー毎いかれて
ストップフィッシング。

「お待たせぇ〜」

「帰るぞ〜」

『うん♪帰ろ♪』

「グレリンさんありがとう♪」

「お先に〜」


そして帰宅後。

サゴシとの次の戦いが始まった。

く、くせぇ〜(>_<)





部屋中がサゴシ臭に汚染され
体に染み込むんじゃないかと…

そしてパンパンの胃袋には大量のイワシ。





それにしてもこの臭い。
鼻で息をするのが怖い(^_^;

食べるとそんな事は無いのだが…

暫くはお持ち帰りはいいかもねぇ〜

それより次は本物の

あ・お・も・の

とファイトして美味しい刺身で
旨いビールが飲みたいものだ。

人生初の青物に乾杯〜♪

ってね。(^o^)/




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