2005年 5月28日 3:00〜18:00 | |
■ ランガンの果てに…(>_<) ■
先週日曜日の朝マズメに好釣果の出たポイントへ 目標の2キロアップを求めて長男と出撃予定を企てる。 AM 0:30 AM 2:00起床の予定だったがあっという間に時間は過ぎる。 ゲェーッ!もうこんな時間かよ(汗) 今さら布団を敷いて寝る気にもなれずゴロ寝で仮眠。 AM 2:00 うとうとしながら熟睡する間もなく起床予定の時間が来た。 ふゎ〜っ… ダルッ 重い体を起こし先に寝ていた長男を叩き起こす。 これが結構手を焼くのだ… AM 2:20 大漁を期待して普段は持ち出さない大型クーラーを積込んで出撃。 前回このクーラーを持ち出した時には長男が2キロアップを達成。 何とかそれに肖りたい。(^^) 途中で行き着けのコンビニに立ち寄り お決まりの飲み物と朝メシ用のパンをカゴの中へ。 それとは別に今回はクーラー用の氷もカゴの中へ。 そして朝マズメに勝負が決まれば必要の無いはずの 昼メシ用のおにぎりを数個カゴの中へ入れてしまう。 するといつもは買わない量を見て長男が 『それ、何ん?』 と不思議そうに尋ねる。 「おぉっ、昼メシ用じゃ…」 「お前も買っとけ。」 この時すでにイヤな予感はしていた。 AM 3:00 予定通り先週より1時間早くポイントへ到着。 直ぐに足元をチェックするが大きなスミ跡が一つ増えているぐらい。 ん〜っ… 朝マズメまでに何杯か出れば期待通りの結果が出るんじゃないかと 浅はかな思いを胸にキャスト開始。 1投、2投、3投… 居れば抱いてくるはずなのだが… 2人とも無言でキャストを続ける。 4投、5投、6投… 張りつめた緊張感の中でキャストを繰り返すのだが… それとは逆に静かな海からは緊張感が伝わってこない。 何かいつになくドヨ〜ンとしている。 AM 4:00 暗闇から足音が近付いて来る。 このポイントで他のエギンガーと一緒になるのは初めてだった。 程なくもう一人現れて挨拶を交わしている。 知り合いのようだ。 そして後から来たエギンガーが 『昨日はあそこの10mぐらい横で…』 と昨日の釣果の有ったポイントの説明を先行の方にしている。 昨日?も来てたの… そしてその話し方は広島の人? ひょっとしたら… 背後から聞こえて来るそのエギンガーの切れのあるキャスト音と シャープなシャクリ音に混じる巧みなロッドワークの音… 凄腕のエギンガーには違いない。 暫くして先行の方に良型がヒット! 続けて気になるエギンガーの方にもヒット! そのやり取りを暗がりの中で見ていたのだが どうも僕の予想していた人に間違い無い様だ。 そして日の出も近付き辺りが明るくなって3人目の仲間の方が到着。 僕がエギングを始めて以来もう何度と無く見覚えの有る方だった。(^^) そしてその広島弁の方に勇気を出して 「一竿さんはじめまして。しん吉と申します。」 以前別のHNで書き込みして頂いたお礼と共に挨拶を交わす。 そして最後に来られたIさんからも 『見てますよ〜』 と嬉しい言葉を頂く。 (これからもどうぞよろしくお願いします。m(_ _)m) AM 5:00 一竿さん、Iさんと話をしていると長男の 『来たっ』 という小さな声が耳に入る。 振り返るとロッドは曲がっていたのだが… 「藻かぁ〜?」 『いや・・・』 みんなの視線が集まり緊張気味にリールを回している。 そして水面を切る音と共に 『藻やった…』 と力ない言葉が漏れる。 そしてまた一竿さんたちと話をしていると背後に感じる気配? 振り返ると藻をブリ上げようとした長男が焦っている。 良く見ると藻の中にエギを抱いたアオリイカの姿が有った。 ブッ! おもろいやんけぇ〜 アオリイカをヒットさせた後に藻を引っ掛けていたのだった。 AM 6:00 その後一竿さんたちの先行の方が一杯追加しただけで沈黙が続く。 聞けば昨日の夕方に一竿さんがここで6杯釣っているらしく 『もうここのキャパを超えたかなぁ〜』 と話をしている。 マジでぇ〜と思いながらも先週アタリのあったポイントを中心に キャストを繰り返すが一向にアタリすら無い。 そしてフルキャストからの我武者羅なシャクリで痛恨のライントラブル。 ティップ付近にコブが出来てしまい30m近いラインを失ってしまう。 その結果フルキャストするとスプールの底が見えてしまう始末。 スペアスプールに交換しようとしたのだがそれも前回プチプチ切れる ライントラブルを起こしたまま使うのを止めて巻き変えていなかった。 ヤバッ(汗) ラインが無い… 近くにはエギング用PEラインを売っている店も無いし… そして未だにノーアオリ。 AM 7:00 一竿さんたちに別れを告げてラインを求めて南下… しようとしたがまだ時間も早いので北上を決意。 そして悪いパターンのランガンが始まった。 AM 8:00 長門の釣具店に立ち寄りPEラインを物色。 サイズは一竿さんの話を聞いて1号を購入。 ラインを巻いてもらいながらアオリイカの情報を尋ねるが マズメ時に大型が単発で出るものの全体的には良くない模様。 はぁ〜っ… AM 8:30 長門方面で一番のお気に入りのポイントに到着。 しかしスミ跡は皆無。 とりあえず長男にキャストを促し 巻いたばかりのPEラインにリーダーを組む。 昨年の秋は0.8号で通し今年に入って0.6号に変えるが どうも使い勝手が合わずに再び0.8号に戻していた。 そのせいか1.0号のPEラインがやけに太く感じる。 太い分ラインシステムを組み易いかな? そして暫くキャストを続けるが… 湾の奥に位置するこのポイントも最近悪い方へと状況が変わっている。 日焼けしたような岩肌と共に藻の付き具合も良くないようだ。 AM 9:30 新規開拓を兼ねて初めてとなる岩場へ潜入。 先行の餌師の方に横でキャストする了承を得て釣座を構える。 足元から程よく落ち込んだ水深と偏光グラス越しに見える 海底の藻の付き具合が期待を感じさせる。 足元には最近のものと思われるスミ跡が一つ。 おっ!チャンスあり? それからキャストを続けること約30分。 カンナには時折り海藻が引っ掛かって来るだけで本命は来ない。 気付くと左手の海岸線にダイバー達の姿が目立ちだしていた。 そして最初の組みのダイバー達が海へ… しばらく様子を見てると、やっぱり… 潜行したダイバー達の泡がこちらへと近付いて来る。 ブクブクッ! ブクブクブクッ! ボコボコッ! こりゃダメだ…(汗) AM 10:00 アオリイカではメジャーなポイントとへと移動。 しかしエギンガーの姿はチラホラ… そして目指したキャストポイントにはだ〜れも居ない。 ふ〜っ… 二人とも車を降りてロッドを持たずに海岸線へ立つ。 長男もイマイチキャストする気は無いようだ。 海に目をやるとここもドヨ〜ンとしてクラゲが浮遊している。 だがその下の方ではベイトの姿が確認出来る。 おっしゃ釣ったるでぇ〜 と気合を入れ直しキャスト開始。 しかし… AM 10:30 眠気覚ましにコンビにで買ったアイスにかぶりつきながら 長門を後にして南下を開始。 少しの仮眠を取ったとはいえ徹夜に近い釣行に容赦なく 睡魔が襲ってくる。 やっべぇ〜 ねっむ〜っ ふゎーっ… アイスを食べ終わり更に襲ってくる睡魔に昼メシ用で買った おにぎりで応戦。 パクパク。 むしゃむしゃ。 ゴックン! AM 11:30 今朝のポイントに再び戻ってみる。 すでに一竿さん達の姿は当然ながら無かった。 餌師の姿も無く活気の感じないそのポイントは 朝の無風とは打って変わってかなりの風が吹き付けていた。 そして数キャスト… 二人とも風を何とか攻略しながら頑張るのだが… 直ぐにギブアップ! 足元を見渡すと先週長男が付けたイカ拓がまだ目立っていた。 PM 0:30 長男が自己記録の2キロアップを出したポイントを覗いて見る。 大勢のエギンガーで賑わう為あれ以来ずっと避けていたのだが 予想に反して人出は少ない。 数人の地元常連さんらしき人がアジでアオリを狙っているのと 力なくエギをキャストしている人が数名。 バリバリのエギンガーを思わせるアングラーは居なかった。 釣れてなさそぉ〜 でもここは今シーズンかなりの実績が出ているポイント。 未だBo-zuの状態で迷う事無くキャスト開始。 初夏を思わせる陽射しがジリジリと肌を焼いている。 暑〜っ(汗) ここから少し離れたポイントの先端に居た数名のグループの中から お先に失礼しま〜す。 と僅かに声が聞こえて来た。 様子を見ているとその中の長身のエギンガーが納竿したようだ。 あっ、あの姿は… 歩き出したその姿を暫く追っていると見覚えのある車へとたどり着いた。 やっぱり一竿さんだった。 釣れましたか? と尋ねに行くには距離が有ったので走り去る車をその場で見送る。 そして暫くして残りの人達も引き上げていく。 スカリが入っていたので釣果は有ったようだ。 その中にはIさんの姿も有った。 それは白い○○○○で歩く姿で解かった(^^) PM 2:00 暑い… 釣れない… 常連さんと話し込む。 その間に長男はロッドを置き腰を降ろしてしまった。 バテバテのようだ。 「もうダメかぁ〜?」 『う〜ん…』 どっちともつかない返事が返る。 よっしゃ止めよう! 車へ向かい少し歩き出した所で見覚えのある人が… 先週1700gを釣った時に横に居た人だった。 昨日は夕方ここでキロアップを一杯釣られたとの事だった。 少し話しをして再び車へ向かい歩き始める。 するとアジでアオリを狙っていた人のウキが入ったと 周りの人がにわかにざわめいている。 どの人?と見ていると立ち上がった人のロッド曲がっている。 手に持った荷物をその場に置いてしばらく観戦する。 海面に姿を現したアオリイカはかなりの大型。 5m前後の磯竿がジェット噴射に合せて大きくしなっている。 ブシューッ! ブシューッ! 僅かながら手に汗を握る応戦を見守る。 無事タモ入れされて上がって来たのは2キロ超の大物! みんなから歓声が漏れる。 頑張ればまだ釣れそうだなぁ〜と思いながらも 疲れきった長男の様子に再び荷物を手に車へと向かった。 PM 3:00 助手席で気持良さそうに寝る長男を羨ましく思いながら またもや眠気覚ましのアイスを食べながらようやく自宅へ到着。 運転しながら食べてばかりでダイエットには非常に良くない。 「おいっ!着いたぞ!」 『ハァ〜ッ?…』 このままでは終われない釣りバカ親父! そしてここからは引き続き単独釣行だ。 PM 3:30 起死回生を願って向かったのは関門のアオリポイント。 今朝ここでgurerinnさんはキロアップを2杯釣っている。 朝からここに来てればなぁ〜 と今さらどうにもならない事を思いながらキャスト開始。 潮の流れは悩まされるほどではないのだが 右前方から吹き付ける風がかなり手強い。 ここでよく顔にするエギンガーが二人と ビギナーらしい人が数人キャストをしているがイマイチのようだ。 そろそろ誰か来ないかなぁ〜と思っていると… 見覚えのある車が一台到着。 いつもの笑顔でやって来たのはKさんだった。 今朝は釣れなかったものの今週はキロアップを数杯釣っているとの事だった。 やっぱやりますねぇ〜(^^) そして今回はgurerinnさんが好釣果を出しているエギをゲットしての釣行との事。 しかしKさんも吹き付ける風に手を焼いていた。 PM 5:00 吹き止まない風に戦意喪失。 疲れもピークに達している? Kさんに別れを告げて風裏になると思われる mocciさんに教えてもらったモン吉ポイントへと向かう。 ポイントに着くとライトタックルを手にした若者がこちらをチラチラ見ている。 タックルを手に横を通り過ぎようとすると 『ルアー釣りですか?』 と元気に話し掛けてきた。 根魚を狙っているとの事だが海の無い群馬県出身との事で海の釣り方が解からないと言う。 そこで自分がカサゴを狙う要領を簡単に説明してあげて 「群馬県からこっちの大学に来てるの?」 と尋ねると… 『専門学校を出てある会社に就職はしたのですが…』 『その会社を辞めて旅に出て今日下関に来たんです』 『今朝は萩を出て秋吉台を通り今夜は九州入りしようかと…』 『最後は屋久島で釣りが出来ればと…』 はぁ〜っ… てっきり大学生と思っていたので少しビックリした。 『下関と言えばフグですよね』 (いやぁ〜みんなはそう言うけど…) 『他に何かお勧めの食べ物有ります?』 (う〜ん、いきなり聞かれても…) 『ずっとカップ麺ばかり食べてるんですよねぇ〜』 (ギクッ!…) 「フグなら、あ・そ・こが安くて美味しいかも…」 少し冷や汗をかきながらそんな会話を続けて分かれる。 そして一気に疲れが… 後から来ると言っていたmocciさんにギブアップの電話を入れる。 PM 6:00 mocciさんの店へ到着。 美味しいコーヒーを頂きながら今日一日の出来事を話す。 そして話題の尽きないダベリングが続く。 真っ直ぐ帰宅するよりもかなり癒された。(^^) PM 7:30 今夜は一緒に風呂に入る約束をしていた次男は 遊び疲れて待ちくたびれて寝息を立てていた。 ゴメン… PM 8:00 長男が唯一釣ったアオリイカの刺身を食べながら ビールで喉を潤す。 旨い! アオリも… ビールも… だけどBo-zuに終わり 極度の疲労感に襲われ 悶々としながら… 意識は遠ざかり… ランガンの果ての疲労と睡眠不足で その場で寝込んでしまったのだった。 エギング止めようかなぁ〜(泣) |
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